Gyaoで「FLAG」配信がされていて毎週2話ずつ更新。現在は5-8話を視聴できます。田中麗奈のVCに違和感を感じつつ見ていくと軍属の中の民間カメラマンという異物の感じをこの違和感で演出してるのかな？などと妄想したりして。
もうひとつ変だなと思ったのは、ハーヴィックという人型に変形する装甲車のような極秘兵器の情報が田中麗奈が演じる女性カメラマンに渡され、それが知り合いのカメラマンに遺言のように残される経緯。どう考えても極秘の兵器の情報が女性カメラマンに渡される意味が分かりません。
まあ情報といっても開発元メーカーがセールスに使うようなプロモーションビデオでしかありませんが、ハーヴィックというのは国連所属の特殊部隊が用い、その存在自体が極秘扱いされ、時にはUNのマークを消し、作戦中に行動不能になれば鹵獲を恐れて完全破壊するような代物です。比較的地味なイントロに花を添える意味でストーリーに無理に挿入された感じはぬぐえません。
作戦行動の描き方は淡々としていて良いですね。「ガサラキ」が最初から終わりまでこうだったら良かったのにという作り方です（＾＾；）
それとカメラの目線についての執拗なまでのこだわりは・・・監督やスタッフがカメラ好きなんだろうなとしかw
カメラの写すもの自体には虚飾はないでしょうが、見られ方扱われ方によってはどうとでも意味が変わります。表題の「FLAG」のもとになっている写真についてもそう。ただの写真でしかなかったのに、それがひとつの旗を象徴化して、その旗を奪還するために特殊部隊が危険を冒す。
まことに記号と意味の関係は不思議なものです。
