一応、第1シーズンを全部見ました。ベスト10を選ぶとすれば・・・
第二十四話 「夕暮れの里」
第二十五話 「地獄少女」
第二十六話 「かりぬい」
は、閻魔あい自身と柴田親子に関わる重要な回なので・・・
第八話 「静寂の交わり」
第二十二話 「悔恨の雨」
は、柴田親子初登場の回と結末に関わる重要な回なので・・・
最低限この5本を見れば大筋を把握できるというベスト5です。
残り5本は私の好みで選びます(^^;)
第十二話 「零れたカケラ達」
第十三話 「煉獄少女」
は、好きですねぇ。登場人物の多くが破滅型とも言えますが、本当の意味で破滅志向の人間が出てきたのがこの2つの回で地獄行きもほとんど望んでのこと。
あとはちょっと異色ということで
第十五話 「島の女」
第十七話 「硝子ノ風景」
第二十話 「地獄少女 対 地獄少年」
を選んで私のベスト10とします。第十五話はありがちな「サイコ」風の話ですけど。第十七話は依頼相手が人形だったので。第二十話は確かに異能力者との対決だったので。
話自体はどれもそんなに面白くないしユニークな要素も感じられません。第二十五話 「地獄少女」の地獄少女誕生のエピソードもありがちな話ですしね。閻魔あいにビジュアル面の魅力を感じなければ、とても最後まで見られません。
あいの里でのシーンは各話から切り出してまとめて置きたいです。障子にプスプス穴をあけるご機嫌斜めのシーンなどは特に(笑)
以下、ぱらぱらと思ったことを・・・
「おばあちゃん」ですけど第二十五話 「地獄少女」にも出てこなかったですねぇ。はたして実の祖母なのかどうか・・・。人面蜘蛛と「おばあちゃん」と閻魔あいをそれぞれ、日本の民間信仰の地獄の主要なキャラに当てはめれば、閻魔大王と奪衣婆(だつえば)と三途の川の渡し守なんですが・・・。生前からあいが「物の怪」呼ばわりされていて異能力者だったとしても、何故、地獄送りの仕事を任されているのか不明なことと「閻魔あい」を名乗ることを許されている(?)ことから、少なくとも閻魔大王と「閻魔あい」には浅からぬ関係がありそうな気がします。
地獄・・・といっても入口の鳥居の向こうは見えませんが、日本の民間信仰の地獄のイメージとはちょっと違います。魂送りの灯籠流しが流れる暗い川。空には水クラゲの四つ目(実は胃ですが)が朧月のようにほのかに照らしています。あいにしても三途の川の渡しをするかと思えば渡し賃を取るでもなく、復讐の代行を行なうなどまるでギリシアの復讐の女神のようです。作者のイメージなんでしょうかね。
あいは学校に通ってるようにも見えないのに学校の制服のようなものを着ていることが多いのは何故?その格好が好きなのかな?(^^;)
エピソードとして欲しかったのが、呪詛返しを行なう神道系の術者との対決。藁人形の使われ方が普通じゃないので簡単ではないかもしれませんが、何とか考えて欲しい物です。
もうひとつは西洋人を犠牲者に選んで西洋と東洋の地獄観をどうぶつけ合わせるかお手並み拝見といきたいですね。例えば、表向き信仰篤い神父、実は悪魔主義者を地獄送りにする際に悪魔と対決・・・とかね。第二十話 「地獄少女 対 地獄少年」がそうであったなら良かったんだけど、あっさり地獄少女の地獄観に呑まれちゃって、説明も無しだったから物足りなくて。
そういえば、彼岸花は人の血を吸って赤くなる・・・って誰かに聞いたことあるんだけど、誰に言われたんだっけか?夢でも見たのかな?(^^;)