昨夜(というか今朝?)、寝る前に思いついてシャーシのカバーと基板を外して、クロック交換用の基板の取り付け位置を検討したんですが・・・この基板、三端子レギュレーターではなくてLM-336-2.5の2.5V基準電圧ダイオードで2.5Vの基準電圧を作り出し、それを半固定抵抗で5Vにするというつくりなので、背の高い部品はMUSE電解コンデンサーだけです。
それでも、基板に立てて面実装してあるので寝かせることができずその高さがこの基板の厚みになります。さてどこに置こうかな・・・と迷っているうちに煮詰まったので気分転換に、この際だからピックアップを交換しておくことにしました。
古いピックアップはレンズの周囲を黒く塗ってあって、特に悪い影響は出なかったので本当はあらかじめ塗ってから取り付けたかったのですが・・・万が一、新しいパーツが不良だったら、下手な細工をすると交換してもらえないと思ってあきらめました。
まず、静電破壊を防ぐためのショートランド部分の半田を半田吸い取り線で取ってオープンにしましたが、やっぱりまだうまくできませでした。
今回は、コテを十分に熱して、吸い取り線を数秒熱してから基板の半田にコテを接触させて溶けたところに吸い取り線を当てました。一回目で盛り上がったハンダは上手く取れたのですが、念のため、と思って再度やったら吸い取り線が基板にくっつきました。コテで熱して引っ張ると・・・パターンがぺりっと四角く剥がれました・・・。うーん、まぁ、ここは影響ないんじゃないかな?と・・・これで良しとしました(^^;)
前面パネルを外し、CDドライブをまるごとシャーシから取り外しました。オールプラスチックのドライブケースで非常に軽く、ONKYO C-711Mや暇つぶしに分解したPC用のDVD-ROMドライブよりもずいぶん軽かったです。
裏返しにして見ると、ONKYO C-711MやDVD-ROMドライブにあったような大き目の基板が無いことが分かりました。それで軽いんですね。
まずフレキシブルケーブルを抜いてから、上面カバーを外すと、ピックアップはC-711MのKSS-240Aと似ているのに、周囲のメカの配置が結構違いました。まず、ピックアップのガイドになるシャフトを外すのにC-711Mでは邪魔だった大きなギアが裏側にあり、ギアを引き抜く必要がありません。またシャフトを抜くのに、これ以上ドライブを分解する必要が無く、シャフトの端をふさいでいるプラスチック・パーツの+字にドライバを突っ込んで回せば簡単に外せます。素晴らしい。
ちなみに、スピンドルモーターを補修部品として取り寄せる場合、モーター単品では注文できず、周辺部品と一緒になったアセンブリー・パーツとしてで、税別5000円とのことです。
さて、交換した結果ですが・・・当然ですが、悪くないです。なんだかすっきりしたような気がします。やや高音よりになったような気もします。使っているうちにエージング(経時劣化)によってなまっていたんでしょうか。レーザーの劣弱化、レンズの曇りなどは実際、再生音にどう作用するんでしょうか?
今聞いているのはリチャード・サウザー「イルミネーション」
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クロックはまだ17MHzの安い水晶発振子なんですが、全然問題なし。クリアに聞こえるので、本当に交換する必要があるのかな?という気になってきます。