私もWaitleyのマキタ互換18V 6.0Ahバッテリーを2022年2月に買って使ってます。あまり使ってなくて、小型チェーンソーや電動バサミで年に何回か使う程度です。
購入したのは2個セットで購入時価格は2個で6544円でした。ベルトに固定するパーツは付いていませんでした。
実はそのうちのひとつの残量ゲージが使っているうちに100%のまま変わらなくなってしまってショップに問い合わせしました。半年後くらいかな?ただ、充電は問題なくできていて満充電の電圧も20-21Vでした。
ショップとのやり取りの結果、修理や交換とはならず、あらたに2個セットを購入する際の割引クーポンコードをくれました。
その後も、残量表示が100%のままの方を積極的に使っているんですが、正直、過放電は気になっていました。使用中に機器の動作に勢いがなくなれば即座に中止してバッテリー交換か充電をするつもりで使っていたので、使用中は大丈夫だと思うんですが保管中の自然放電で過放電が起きたら残量ゲージでは分からないなと。
バッテリーの方で過放電の防止をしてくれていれば問題ないはずなんですが・・・
こちらの「DIYの電動工具はこれ!」チャンネルさんの最近の検証動画が参考になりました。
DIYの電動工具はこれ! - YouTube
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ここまでで、3.7Vの18650リチウムイオンバッテリーセルの終止電圧2.5-2.8Vを下回っても放電が続いてしまう問題点(全体で12.5V以下になっても機器による放電が続く)がある。
Waitleyの充電器「DC18V」で充電した場合4-4.1Ahくらいまでしか充電できない。最近発売されたマキタ純正の低速充電器「DC18WC」ではより多く約4.8Ahくらい充電できる(動画内で使われているWaitleyのマキタ互換18V 6.0Ahバッテリーの実容量は約4.7-4.8Ahらしい)。Waitleyの充電器「DC18V」は満充電近くなるまで約3Aで充電。マキタ純正の低速充電器「DC18WC」は約2Aで充電。
最新の動画でバッテリーセルの電圧バランスが崩れていても充電できてしまう。セルブロックごとに過充電防止機能による制御がなされているかどうかは明確ではないですが、約4.2Vに達しているセルがあるのにバッテリー間のバランスを崩すために意図的に放電して電圧を下げたバッテリーが充電されてしまっているので、ある程度過充電してしまっている可能性があるとのこと。
過充電も危険性はありますけど、とりあえず措くとして・・・
過放電してしまうのは良くない気がします。マキタ純正の18V 6.0Ahバッテリーのセルは特別らしくて終止電圧がもっと低いらしいですが、Waitleyのものに使われているセルは多分標準的な3.7Vの18650リチウムイオンバッテリーセルだろうから、終止電圧2.5-2.8Vを下回っての過放電や深放電はセルを著しく劣化させると言われてますので。
Waitleyの充電器についてですが・・・私が使っている充電器は、2個セットのバッテリーを購入したとき同時に同じAmazonのショップ「Waitely」から購入した充電器「DC18RF」購入時価格3999円、ファン付き、液晶表示無しのものです。これは2022年10月末に電源が入らなくなってしまったのでショップに連絡したら、無償交換になったものです。
動画で使用されているWaitleyの充電器「DC18V」にもファンが付いていて動作しますが充電器内の熱を放散する穴がどこにもなくて熱がこもっているらしいですね。うちの「DC18RF」は充電器の底面近くにスリットが空いていてそこから空気の出入りができるようになっています。
室温27℃くらいでの充電中は充電器の底面が結構熱くなってきました。冷却ファンからの風は主にバッテリーの接続部の方から出ていてバッテリーを積極的に冷却していますが、充電器のケースにスリットがあっても充電器本体は積極的に冷却されるわけではないですね。充電する場所は風通しの良いところの方が良さそうです。間違っても、加温されるような場所では充電するべきではないですね。発熱する機材の上とか。
ちなみに、動画内で使われているWaitleyのバッテリーは、輸入者が株式会社サンユース商事で残量表示が緑色。
私が2022年に購入して使っているWaitleyのバッテリーは、輸入者が株式会社サンライズで残量表示が赤色です。
いまバッテリーを見たら、残量ゲージが・・・ひとつが76%で18.65V、もうひとつが65%で18.17Vでした。
あれ?これまでいくら使っても充電しても残量ゲージが100%で変わらなかったものが変わってる・・・、多分、電動バサミのケースに入っていた65%の方がそれだと思います。100%になるまで充電してみよう。
100%充電後、USB給電アダプターを使ってクーリングマットを最大風量で30分以上付けっぱなしにしてみましたが100%のまま。76%だった方は同じクーリングマット最大風量で30分使ったら71%になりました。
やっぱり100%のままはおかしい。
このアダプター、バッテリーに装着しておくと何も使って無くても残量減ります。20240710
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こちらの動画では、私と同時期に買われたWaitleyのバッテリーの内部抵抗値と容量チェックをされており、多分、うちのバッテリーも約4.7-4.8Ahだろうと思います。
最近買われたものは約5.2Ahとのことで、使われている18650のセルの容量は一般的な単三アルカリ乾電池と同様の2600mAhくらいだと思っていた方が良さそうです。
いま一番興味があるのは、過放電でどれくらい充電池としての能力が劣化するか?ですね。これは使えなくなるくらい劣化する可能性もありそうだから使い捨てにしてもいいという覚悟が無いとできないでしょうけど(^^;)
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自作キットを使って廃バッテリーから抜き出したセルをリユースしている動画ですが、閾値放電回路(バランス回路)基板いいですね。
いまのところ、うちにあるのは満充電で20-21Vなので必要なさそうですが、劣化してきたらこの基板を付けているかいないかで使用可能限界を伸ばせるかも知れないですね。せっかくスポット溶接機も買ったわけだしやってみてもいいかも。そういえば、うちの2年前に買ったバッテリーには開封を防止するためのネジ封印樹脂はひとつもありませんでした。
20240713
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この動画で紹介されているバッテリー「TengHutt 18V 6Ah BL1860互換バッテリー」。
マキタ純正の低速充電器「DC18WC」(2A)で1時間48分充電、電子放電計測器による3A出力で1時間17分=3.85Ah、バッテリー側の過放電保護で停止したときの電圧約13,8V。
Waitleyの充電器「DC18V」(3A)で1時間21分充電、電子放電計測器による3A出力で1時間15分=3.78Ah、バッテリー側の過放電保護で停止したときの電圧約13.5V。
セル自体が2000mAhのようで、容量は理論値4.0Ah未満、実測でバッテリー側の過放電保護が機能するまで使える実容量は約3.8Ah。
それを「18V 6Ah BL1860互換バッテリー」として販売しているのだから、いわゆる容量詐欺バッテリーです。が・・・過放電保護機能がちゃんと機能する点が評価できる、と。価格がそれなりに安ければ買ってもいいと思います。
動画が発信された直後の7/11にはAmazonで2889円でした。7/13現在では3599円です。
Waitleyのバッテリーの過放電保護についてテストしたときのWaitleyのバッテリーは、電子放電計測器による2.0A出力で約2時間30分=5.0Ah、電子放電計測器側の設定による放電停止したときの電圧約11.5V。この時点で12.5Vを下回っていてすでに過放電状態なわけですが、他の検証動画で2.5Aまたは3A出力で放電終止電圧12.5Vの設定のテストで約4.8Ahが実容量とされています。
さて、容量詐欺で約3.8Ahまでしか使えないが過放電保護機能によりバッテリーの寿命は長いかもしれない「TengHutt 18V 6Ah(実は4Ah) BL1860互換バッテリー」と、過放電保護機能が12.5Vで機能せず寿命は短いかもしれないが、約4.8Ahまでは問題なく使えてそれ以上は過放電の危険性がある「Waitley 18V 6Ah(実は5Ah) BL1860互換バッテリー」どちらを選ぶか・・・
実容量の差、約1.0Ahを2A出力で使うと30分、使える時間が違ってくるんですけどね。
Waitleyの方だって、過放電になる前に継ぎ足し充電するなど使う側が注意すればいいんじゃないかとも思います。残量計が壊れている私のバッテリーについては・・・テスターで電圧測りながら使う方がいいかもしれない(^^;)もしかしたら65%以下になれば、100%から65%に変わるかもしれない。今回、いつの間にか残量表示が65%になっていたわけだし。
ということで?、昨日7/12に注文した「TengHutt 18V 6Ah(実は4Ah) BL1860互換バッテリー」が届きました。残量ゲージは2メモリで約17.8Vでした。電極の幅が狭くてテスターのプローブを差しにくかったです。
いずれ開封して充電器のファンからの風がケースの底の方に届くような流路が確保されているかくらいは確認したいです。
20240717
マキタ互換バッテリーではなく、外見や底面のラベルまでマキタ正規品を装った偽物があるらしいですね。
www.makita.co.jp
Amazonでも販売元がAmazon.co.jpのものより若干安い価格で売られているマーケットプレースで販売品の中に偽物があるようで、6月に購入して写真付きでレビューを上げている人のものは、写真でも偽物の特徴が分かるものでした。
Youtubeにも注意喚起の動画がありますが、性能や中身がどうなのか検証している方はまだいませんね。
純正品を買う場合は、よく考えた方がいいみたいですね。Amazonで買うなら、販売元がAmazon.co.jp以外はリスクがあることは分かった上で買わないと。
DIYで使う程度なら、評価の高い互換バッテリーを買う方が安心かもしれません(^^;)
でも互換バッテリーの偽物だってありそうだし・・・困ったものですね。
20240718
「TengHutt 18V 6Ah(実は3?4?Ah) BL1860互換バッテリー」
重量は576.8gでした。トルクスネジはヘックスローブレンチT10で開けました。
基板表面の一部とバッテリーセルに繋がる端子には樹脂コーティングがされていました。
大きなチップ抵抗やMOSFETなど発熱が大きそうな部品はコーティングされていませんでした。
セルには「HIGHSTAR ISR18650-1500」と印字があり、これが正しいなら1500mAhのセルであり、全体で「18V 3.0Ah BL1830互換バッテリー」ということになります。ただ、上記の検証動画など見るとマキタの低速充電器で満充電して3Aで動作させると過放電防止により止まるまでに約3.8Ah出力できたようです。
充電器にファンがある場合、流入口にはカーブが付けられていて冷却風は主に基板の下側に向かうように流路が作られています。ただケース上部と流入口の間には隙間があるので基板上面やそれ以外の部分にも風が行くと思います。
ケースを閉じた状態でブロワーで流入口を吹くと残量ゲージの上辺りから風が抜けてくるのを感じます。
バッテリーケース底面まで回るかどうかは分かりませんが、充電中は底面が上になるので放熱されやすいだろうと思います。
互換バッテリーの中では良さそうな気がします。
20240727
「TengHutt 18V 6Ah(実は3?4?Ah) BL1860互換バッテリー」から、LEDライトに充電するために
このアダプターを使いました。過放電防止機能があるから大丈夫だと思って、身近に置きながら1時間半ほど作業していました。その間に充電は終わっていたようで、LEDライトの充電中ゲージも消えていました。「TengHutt 18V 6Ah(実は3?4?Ah) BL1860互換バッテリー」の残量ゲージはひと目盛りでした。念の為にテスターで電圧を測ってみると・・・4.95V・・・え?
なにかの間違いかと思って、手近の乾電池の電圧も測ってみましたがテスターにも測り方にも問題なし・・・何度測ってもだいたい4.8-4.9V・・・過放電しちゃってるんですけど???
Waitleyの充電器「DC18RF」(液晶無し)で充電を試したら、いちおう充電してます。基板の制御で弾かれるかと心配しましたが・・・充電完了時にまともな電圧になっていれば、ひとまず安心していいのかな。
充電完了しました。20.3Vでした。
充電完了するまで1時間50分くらいかかりました。1時間半の時点で、終わらんなぁと思ってバッテリーの残量ゲージをチェックするとフル(4目盛り)。充電器のLEDの状態表示は「nearly charged」でそこから完了のアラームが鳴るまで約20分待ちました。
うーん、過放電防止機能がない?機能してない?特定条件下では機能しない?
このバッテリーの過放電防止機能、過信は禁物かも(^^;)
20240821 「マキタ互換バッテリーと電源アダプター」
先日、この電源アダプターを「TengHutt 18V BL1860互換バッテリー」に付けてLEDライト「OLIGHT(オーライト) Swivel作業灯」を充電して互換バッテリーが過放電になってしまったようだと書き込みましたが・・・
youtu.be
こちらの動画を見て悟ったというか・・・
この電源アダプターのUSB出力は5V出力ですからバッテリーが5V以上あるうちは相手デバイスに出力し続けるんでしょう。
バッテリー側の過放電機能が機能すればこれでも問題ないはずですが、機能しなかったようです。
この電源アダプターには12V出力もありますが、そちらもバッテリー側が12V以上出せる間は出力し続けるんじゃないでしょうか?
マキタ純正のバッテリーなら、12V以下になる前に出力がカットオフされるんでしょうか?
単なる推測で実際に検証してないですが・・・
バッテリーの寿命を考えるなら、この電源アダプターは使い方、要注意ですね。
同じタイプの電源アダプターで12.5Vより上でカットオフしてくれる製品があればそれを使いたいですね。