Blog:Neutron Star

tma1のブログ 「試行錯誤」・・・私の好きな言葉です

トイレつまりと「重曹+酢」 結局「パイプハイター」

トイレのつまりを解消するのに色々やったんですが、その中でよくネット上にある「重曹+酢+お湯」もやりました。結局、この方法ではダメだったんですけど、この方法を紹介している多くの記事で「重曹+酢」はアルカリ性と酸性を混ぜるので泡が出るというようなトンチンカンな説明があるのが気になりました。

アルカリ性と酸性を程よく混ぜると中和されて中性になるし、要するにpHが変わるだけです。

重曹は炭酸水素ナトリウム(NaHCO3)と言って元々炭酸を含んでいて、それが酢などの酸によって化学反応を起こして炭酸ガス(CO2)と水(H2O)とその他(加えた酸によって異なる)に分解されるから発泡するわけです。

ちなみにうちのトイレのつまりは、汚水枡に「パイプハイター」を2kg入りボトルをまるごと入れて一時間ほどしてからぬるま湯をかけ、最後に大量の水の水圧で流しました。

これの詰替え用が安いです。

ただ、つまりの程度によっては「重曹+酢+ぬるま湯」や「中性洗剤+ぬるま湯」でも解消することもあります。うちの場合は程度がひどくて、真空式のクリーナー(スッポン)でも解消しなかったもので、見た所、長年トイレに流してきた猫砂とトイレットペーパーのようでした。

猫砂はうちのような旧い和式トイレで流す水も12Lくらいで詰まりにくかったんですが、1月の雪が降ったあとの汚水の異常を放置したうえに、漏水のせいで節水をしたタイミングで詰まってしまいましたね。

猫砂はいつか必ず詰まると聞いたことありましたが、本当でしたね。

汚水桝開けて汚泥に「パイプハイター」を直接かけるの効きますよ。一時間ほど放置したあと汚水桝の蓋を開けたら汚泥から湯気が出てました。それにお湯をかけたら汚泥の体積がかなり減っていてすでに何割か自然にほぐれて流れていたようで、最後にトイレットペーパーの塊かな?白い物が残ってたのでポリタンクの水をかけたら面白いように簡単に流れていきトイレのつまりは完全に解消しました。

念のため、猫砂が「パイプハイター」で溶けたわけではないです。細かくなった猫砂とトイレットペーパーのかけらが「し尿」やバクテリアその他有機物で粘り気を出してまるでオートミールのお粥状態(^^;)その有機物が「パイプハイター」で溶けてバラバラにほぐれやすくなったものを水圧で崩して流した感じです。

「パイプハイター」など塩素系ジェルを使った場合、必ず最後水で流しきらないとダメです。それと「サンポール」を使ってる場合は「パイプハイター」などは念のため使わない方が良いかも知れません。塩素ガスや塩酸、それと急激な反応でガスが発生して飛び散ったり突沸が起きるのが怖いです。アルカリは目に入ったら危険ですし。

それと、トイレの節水はやめておいた方が良いです。きっと後悔します(^^;)

ちなみに、トイレットペーパーも水に「溶ける」と言いますが、「ほぐれる」と言うべきじゃないでしょうか。実は少し前から広口瓶にトイレットペーパーと水を入れて観察してますw

分量はシングルのトイレットペーパー60cmぐらいでしょうか?大体、自分がいつも一度に切り取る分量で水は250ccです。ちなみに水に入れただけでは形はいつまで経っても崩れませんでした。広口瓶を振ってやっと崩れましたが、ある程度まで崩れたらそのまま変わらなくなりました。見た目は「ストームグラス」の雲海のようw

細かいんですがこれを「溶けた」と言うんでしょうか?もう10日経ちますが、全然変わらないのでトイレのつまりに使った高いバクテリアを加えました。今日で6日ですが全然変わりません。まあバクテリアの餌になる「し尿」など有機物が無いので無理もないですね。

これはひとびんを4日に分けて使い切るもので、即効性は期待できないものです。私は昔からバクテリア製品好きなので(^^;)

そういえば、「重曹」と「酢」があらかじめ混ざってるらしい謎の液体洗剤を見つけました。混ぜちゃったら炭酸ガスの発泡はないんじゃないかな?写真を見たりレビュアーによると泡立ちが良いようですが、それはきっと一緒に入っている界面活性剤、つまり中性洗剤とスプレー口の空気混入によるものじゃないかなぁ?もう重曹も酢も関係無い気がするんですが、気に入って使ってる人も多いようだからまあいいか(^^;)

あと気がついたのが、キッチンの「排水口」を「排水溝」と表記してる記事が多かったですね。「排水口」と正しく表記してる人がすごく少ないです。何故だろう?ひょっとしたら「溝」が「みぞ」だと知らないか、「みぞ」がどんな物か具体的に知らない人が多いのかも?