以前にもブログで書いたようにあるメスの野良猫に餌をやったり部屋への出入りを許しているんですが、他のオスネコが寄って来るのが悩みでした。特に玄関の周囲にオシッコをかけていくのでニオイがひどくて。今年の夏からひどくなりました。
以前から竹酢液を薄めた物や原液を霧吹きでかけたりしていてそれなりに効いていたんですが、薄めた物ではすぐに効き目が無くなったり原液だと茶色っぽくて色がついたりすることやコスト高（500ml 2000円ほど）が問題でした。
それで最近はファブリーズ、トイレの消臭スプレー、100円ショップのペット用消臭液など使ってみましたが・・・かけた後、数時間で元通り。除菌成分も入ってますがそういうのはネコのオシッコ臭にはさっぱり効かないみたいですね。ペット用が全く効かないというのは100円ショップの安物とはいえ問題じゃないでしょうか？
で、バイオ関係が気になって「バイオ 消臭」でネット検索していて「バイオミックス実験室」（http://zenryokuhp.com/bio/index.html）というページを見つけました。
販売元は「環境ショップ コヒタセロイ」（http://homepage3.nifty.com/biomix/b_kou.htm）。数日検討して楽天で購入しました。
届いた物はアルミコートのパウチに入っていました。乾燥した土のような茶色い粉末でパウチの封をあけた瞬間、ちょっとホコリが鼻に入ったような感じを受けましたが、この感じが嫌な場合はマスクをした方が精神衛生上良いかもしれません。これがバチルス菌の種菌で「悪臭やカビ菌を食べる」とされています。ちなみにペットの小動物や人間に対する安全性については問題が無いそうです。
私の使い方は、コンビニでヨーグルトなんかを買うと付いてくる透明な平たいスプーンのすり切り一杯を容器に入れて水を注ぎ、半日ほど置いてから念のためにコーヒー用のフィルターペーパーと漏斗で上澄み液を漉しながら、効き目の無かった100円ショップのペット用消臭液の容器に移して、ドアの周囲の壁面、床、ビニール・カバーをした段ボール箱（このビニールが特に匂う）にスプレーしました。
これ、劇的に効きました。あれほどしつこかったキツイ臭いがスプレー後数十分から微かに分かる程度に薄くなりました。朝・晩スプレーするようになって３日目ですが、本当に効いている気がします。昨日今日は乾燥していて涼しいのでどちらかというと臭いがあまり気にならない陽気ではあります。もう少し気温が高くて湿度が高い日にどうなのか気になるところですが、確か３日前はそんな感じだったので大丈夫だとは思いますけど。
コストの方については、私が購入したのは２００ｇで3675円。安くは無いと思いましたが効き目があるなら高くは無いと思って購入しました。お試し版が2100円であったのにあとで気が付きましたが、５０ｇで2100円と高く感じます。２００ｇで3675円だとそれなりという感じがしたので２００ｇにしておきました。
現在までに使用したのは平たい小さじすり切り一杯だけで、それに３００ｃｃの水を使った分だけ繰り返し注いで上澄み液を作ってますので一般家庭で部分的に使う分には５０ｇでも十分すぎる気がします。私の場合、実家に持っていって飼い猫のトイレや生ゴミなどにも使ってみようかと思います。
水は普通の水道水でも大丈夫なのかどうか・・・私はブリタで浄水した水を使いました。また、上澄み液を作るために使用した分のバチルス菌は「バイオミックス実験室」によれば２〜３週間で死滅するとあります。２週間ごとにひとさじずつ使うことになるんでしょうか。そうだとしても２００ｇだと結構使い出があります。
追記：最近、販売元から発信されたメルマガによれば水で培養した場合、３日〜１週間で死滅してしまうということでした。遅くとも１週間以内に使い切ってしまう方が良さそうです。また、水を入れてから１日経ったものを使うと良いそうです。販売元のホームページよればこのバクテリアは３０分に１度分裂増殖をするそうなので、最初の３０分では濃度がまだまだ薄いんでしょうね。
流しのヌメリ防止に使えないかと今日からステンレスの流しにスプレーしています。また、上澄み液を作っている容器から蒸発する分にもバチルス菌の胞子が含まれていて部屋全体のカビ防止、消臭に効き目があるそうです。
バチルス菌の具体的な有効性については販売元の解説ページ「バイオミックスとは」（http://homepage3.nifty.com/biomix/b_rec.htm）など参考にしてください。
私の場合ひとつ懸念は、ケフィアヨーグルトの醗酵に影響が無いか・・・です。現在ケフィアヨーグルトの醗酵中。明日には結果が分かります。
追記：ケフィアヨーグルトの出来具合には問題ありませんでした。バイオミックス水溶液からは距離を置いておきましたが、この程度の配慮で大丈夫なようです。
また、パウチに入っている分は一体いつまで使えるのか？製品としての寿命も気になります。「環境ショップ コヒタセロイ」のページには３〜６ヶ月という記述もありますけど、今度問い合わせてみようかと思います。
追記：問い合わせたところ、水、酸素にふれない状態で保管するなら理屈では５年は問題ないだろうとのことです。まぁ開封するときには触れますからそれよりは短くなるでしょう。現実には試してみるしかないかも。ただ、理論上とはいえ５年というのはありがたいなと思いました。
