シャンプーをやめると、髪が増える 抜け毛、薄毛、パサつきは“洗いすぎ”が原因だった! (角川書店単行本)
- 作者: 宇津木龍一
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
- 発売日: 2013/09/02
- メディア: Kindle版
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これ気になってる方も多いでしょうし既に読んでる方もいるでしょう。まぁ皮膚に関する治療の専門家(研究者というわけではない)のようだから界面活性剤を含むものはすべて皮膚に良くないし、市販のシャンプーに含まれる多種多様な訳の分からない成分も皮膚に良いとも思えない・・・だから使うのをやめれば髪にも良いはず、と言われるとそうかもなと思えます。
ただ、本当に髪が増えるのか?というのは実例が少なすぎて正直疑問だし、増えたような実感があるのはほぼ著者だけで、しかもシャンプーやめてぬるま湯(お湯というよりももっと低温のぬるま水)で洗髪し始めて「3年後」ですから・・・本当に正直どうなんだろう?(^^;)
私としてはシャンプーの回数を減らすのは簡単だし、ありかなと思います。また、パラベンやアルコール系を含まないと思われる育毛剤は使っても良いのかな、とも思います。
でも誰のどんな説にしても鵜呑みにするのは良くないと思います。例えば、この著者は傷口は消毒せず水洗いするのが一番良い、やけどなども化膿したら膿を水洗いして生理食塩水の湿布をするのが治りが早いとのたまってますが、病院内など万が一の場合の対応を適切に出来る場所でならそれが良さそうだとも思いますが、土や砂に触れる場所や古い家屋などで傷を負っても水洗いだけで良いなら、破傷風で死ぬ人は昔もいなかったでしょう。
とんでもない。治りは遅くなるかもしれないけど傷口は消毒するのが無難というもの。
医者としての経験や著者自身の日常の経験から色々語っているのであって、いわゆる科学的根拠や数値的な実証というのはこの本には無いことに注意しないといけませんね。知り合いの4人の美しい女医さんがシャンプーしないのは、単に忙しくてシャンプーのブランドを選ぶのが面倒に思うだけかもしれないし。