WACOM FAVO ET-0405A-U ペン改造（暫定：結局失敗？編）

Wacom ペンタブレットオプション替え芯 FAVO用共通5本入り FUZ-A010

出版社/メーカー: ワコム
発売日: 1998/09/18
メディア: Personal Computers
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ペン改造の方がいいのでは？

久しぶりにタブレットでもいじろうかとペン先を見てみると芯がかなり短くなってました。で、ペンの替芯を取り寄せようとアマゾンを見ると５本で約900円。個人的にはこんなもんかな？と。ここ数年殆ど使ってないし(^^;)そう思ったんですが、レビューを見ると「高い」「自作で十分」という意見が目につきました。

で、替芯の自作についてネットで検索かけると綿棒の軸（ただし非紙製？）、パスタや爪楊枝、ステンレス色々ありますね。爪楊枝で済ませられるなら安上がりでいいなと自作の過程を動画で見ると・・・爪楊枝の替芯を一本作るのに結構手間がかかってますね。問題は軸の太さのようで、必要な長さを紙やすりなどで削って整形してました。

うーむ、こりゃ面倒だ・・・もっと簡単にできないの？ペン軸に爪楊枝が入らないなら入るようにペンの方を改造すればいいんじゃないの？と。

で、まず分解ですが・・・FAVOのペン（EP-120E）は途中に継ぎ目があっていかにもひねることができそうだったんですが中が検索かけたらFAVOのペンを分解した記事がありました（http://wiki.livedoor.jp/hide_system/d/WACOM%20FAVO(ET-0405-U)）素晴らしい。ひねらなくて良かった(^^;)

ドライヤーで継ぎ目あたりを温めてから軸のテールの側を抜きました。ひねってはいけないですがまっすぐ水平に引っ張るだけではなかなか抜けません。基盤が平たいので少したわめるくらいは大丈夫だろうと少ししならせるように力を加えながら引き抜きました。軸のテールの側の継ぎ目も段々の構造になってるのでこれで良いのだと思います。

サイドスイッチですが、上の記事の写真を見てもスイッチとそれを固定する出っ張りの構造上の関係が分からず外し方が良くわかりませんでした。なのでカッターの刃を隙間に差し込んで横から浮かすようにしましたが結構削れてしまいました。記事の写真ではサイドスイッチやそのあたりのペン軸は全く削れてないので外し方も違ったのでしょう。外してから見ると結構シンプルな仕組みで案外ゆるく嵌ってるだけだと分かりましたが、次に外すときにも苦労しそうな予感がします。

基盤を抜き取って芯が挿入されている部分を見ると、芯の基部から20mm当たりまでがコイルが巻かれた筒状の部品に入ってます。純正の芯は基部から24mm程同じ太さでその先が先細りになってます。

さて、爪楊枝でこの芯の代わりをさせようとすると・・・ペン軸のカバーの穴の方は爪楊枝の太さに拡張すればいいとして・・・（α）コイルが巻かれた筒状の部品の穴を爪楊枝の太さに拡張するべき？

でも見たところこの部品と基盤との繋がりは非常にデリケートでコイルの細い線で繋がっていて多分切れたらアウト。それに20mmの深さを均等の口径で爪楊枝の太さで正確に掘る道具が手元にもないし思いつかない・・・。

で、ふと爪楊枝の尖ってる方を筒状の部品に突っ込んでみたら20mmは突っ込めず途中で割としっかり嵌りました。お、これでいけるんじゃないか？と。

そこで
（１）ペン軸のカバーの穴の方は爪楊枝の太さに拡張する
（２）爪楊枝は尖ってる方を突っ込んで固定することにしてペン先用に整形する
ことにしました。

で、やってみたところ・・・カーソルは動くけどペン先のクリックが全然使えない。反応しない。仕組みを根本的に勘違いしてました。筒状の部品を動かせれば芯のようなものがちょっと刺さっているだけでもいいだろうと思ったら、どうも芯は筒状の部品の奥まで届かせないとクリックもできないしお絵かきのブラシにも使えないんですね。

結局、爪楊枝を整形して芯にする

それで従来から普及している方法、爪楊枝の方を研磨して純正の替芯の太さに近づけることにしました。これは簡単、モーターツールのコレットに必要な長さ（3cm程）に切った爪楊枝を固定して回転させて紙やすりで挟めば1万回転以上の高速回転であっという間に研磨できますから。やり過ぎると摩擦熱で熱い思いをし、爪楊枝が細くなりすぎますけど。

まあこれが無難な方法ですね、やっぱり。

筒状の部品を爪楊枝の太さに上手く拡張できる見込みができたらまた挑戦してみるかも、です。

（つづき）

爪楊枝ですけど、これも太さがいろいろのようでどれかに合わせて穴を拡張してしまうと合わない（細すぎる）爪楊枝はテープを巻くとかまた工夫が必要になるし・・・爪楊枝を2.0mm-1.9mm辺りに研磨する方が良さそうです。