Blog:Neutron Star

tma1のブログ 「試行錯誤」・・・私の好きな言葉です

モノノ怪


怪〜Ayakashi〜」の「化猫」から先日のオンエア「モノノ怪」「化猫 序の幕」まで見ました。キャラデザインの好き嫌いはともかくかなり手がかかってました。しかも各話のクライマックスでちょっと感動させられます。


話は良い、技術も優れてる、美術もユニーク。個人的にはもっとカチッとした整った絵が好きなんで「まんが日本昔ばなし」みたいな絵は普通なら避けるんですけど。


ところで、座敷童子にしてものっぺらぼう、海坊主にしても伝承の妖怪とはちょっと違いますねぇ。


「座敷童子」なんてどっちかというとウブメみたいな話でしたから。伝承のウブメというのも赤子の方を言うのか母親の方を言うのかはっきりしないところがあります。両方セットでウブメだと言う説もあるし。


「のっぺらぼう」もいわゆる目も鼻も口も無い顔は一度も出ず、面と面のような心を閉ざした顔だけ。それにしてもさすが桑島法子演技してましたねぇ。このシナリオはまるで桑島法子のために書かれたような感じを受けました(^^;)


「海坊主」は坊主(僧侶)と海座頭は出ましたが・・・メインはうつろ舟。また、うつろ舟といっても江戸時代の『虚舟の蛮女』のというよりも荒れる海を鎮める人身御供の入れ物としてで、さらに補陀落渡海のイメージが混ざってるようでした。