- 出版社/メーカー: 日活
- 発売日: 2006/06/09
- メディア: DVD
- クリック: 34回
- この商品を含むブログ (143件) を見る
これも事実に基づいたというか実在の武器商人をモデルにした話ですが、こっちは面白かったです。世界中の紛争地域に武器をばら撒く死の商人の話を面白いなどというと不謹慎といわれるかもしれませんが・・・コミカルなタッチで面白く作ってあるんだからしかたがありません。
OPがなかなかショッキング。工場で生産されたライフル弾の視点でコンベヤに載せられて選別され箱詰めされて途上国に運ばれて、途中でアスファルトの地面に落とされたりしながら、兄弟たち(ライフル弾)と一緒にマガジンに装填されて銃口から外を覗き・・・欧米人が好きそうなカトゥーン・タッチだなと思っていたら、最後には発射されて子供の頭の中にめり込むという・・・
ソビエトが崩壊して冷戦の終結で軍縮が始まったことはもちろん知っていましたが、その武器の行方は当然、廃棄と思っていたんですが・・・虐殺をやらかすアフリカの軍事政権やら民族紛争地域などに銃器を何丁ではなくて何kgの量り売りされていたとは。
「ブラックホーク・ダウン」のソマリアにも流れていたかもしれませんね。
ちなみにAK47が絶賛されてました。頑丈で壊れにくく必ず弾が出るという意味で。
ニコラス・ケイジ主演の映画は何本か見ていますが、この作品のニコラス・ケイジは好きですね。垂れ下がり気味の八の字眉毛でいつも困ったような顔をしているセールスマン風の男。