Blog:Neutron Star

tma1のブログ 「試行錯誤」・・・私の好きな言葉です

5.1chサラウンド・ヘッドホン ロックリッジ・サウンド RSJ-HP680


実家にもひとつ置きたくてロックリッジ・サウンド RSJ-HP680の中古を入手しました。


Starfishと比べると、側圧が弱いこと音が良いことが気に入りました。特にサブウーファーの効きと質は段違いかも。リアとセンターの定位もRSJ-HP680の方が良いような気がします。


Starfishではフロント 40mm、64Ω/リア 30mm、32Ω/センター 30mm、32Ω/サブウーファー 30mm、80Ω。推定最大出力はフロント 35mW/リア 70mW/センター 70mW/サブウーファー 28mW(?)。


RSJ-HP680はフロント 30mm、32Ω/リア 30mm、32Ω/センター 30mm、64Ω/サブウーファー 40mm、8Ω。仕様書による最大出力はフロント 30mW/リア 30mW/センター 30mW/サブウーファー 100mW。


ヘッドホンを分解してみたら、ドライバー・ユニットの配置もStarfishやコーラルとは違いました。Starfishではフロントは中央下寄りにあり、センターは前方上寄り、リアは後方上寄り。フロントを頂点とした「逆」二等辺三角形(最初の書き込みでは上下逆に解釈していました)サブウーファーは、フロント、リア、センターの真ん中に重なる位置でバッフル側に取り付けられています。CORALではサブウーファーのみハウジング側に取り付けられている点が異なります。


RSJ-HP680フロントは前方上寄りにあり、センターは前方下寄り、リアは後方上寄り。フロントを頂点にした斜めの二等辺三角形。サブウーファーは、CORALと同じくハウジング側に取り付けられています。


またサブウーファーのラインが他の三つのドライバーとは別になっていてGNDも別であるのに気が付きました。


さらに金属メッシュのあるハウジングの外見からオープンエア型だと思ったら何と密閉型でした。


これまで入手したリアル5.1chサラウンド・ヘッドホンの多くがオープンエア型でした。音場の広がり感を確保するためだけでなくサブウーファー低周波や音圧の効きすぎによる健康被害を少なくするためのセーフ・バス・テクノロジーだというのが過去の製品の説明にあったと思います。


それがRSJ-HP680では恐らくサブウーファーが大きさも出力も最大最強、しかも密閉型となるとサブウーファーが効くのは当然といえば当然ですが・・・長時間の使用については注意したほうが良いかもしれません。ただ再生周波数はStarfishやCORALが20Hz〜120Hzであるのに対してRSJ-HP680の方は50Hz〜5kHzとかなり広くて高めです。その辺が全体的な音の良さに貢献しているかもしれません。


ハウジングの裏からネジ止めされているパーツがあるのですがこれが単に外見を整えるためだけのものかそれともサブウーファー&振動システムの重要な一部なのかは良く分かりません。


ところで側圧が弱いと言いましたがそれはStarfishと比べて作りが良いわけではなくて全然逆の理由からです。Starfishの方はアームに屈曲部がありダイキャスト製らしいジョイント部によってバッフル板が顔にぴったり密着するような作りになっていますが、RSJ-HP680の方は単純に丸いアームでジョイント部無しなので耳の上側でゆるく下側で締まるというチープな作りです。見た目からしてもStarfish、それから特にCORALは高級感があります。


RSJ-HP680のシステムには据え置き型のアンプ・ユニットとボリューム・リモコンがありますが、これについてはまた後日。

ROCKRIDGESOUND 5.1ch対応ヘッドホン RSJ-HP680

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