Blog:Neutron Star

tma1のブログ 「試行錯誤」・・・私の好きな言葉です

タイドライン・ブルー

タイドライン・ブルー Vol.3

タイドライン・ブルー 3 [DVD]

タイドライン・ブルー 3 [DVD]

第12話まで見ました。TVオンエアでは12話までで、最終の13話はDVD収録だそうです。EDでチラッと見せたグールドが撃たれる?シーンやジョゼの銃撃シーンはDVD最終巻までおあずけです。あれはきっとユリシーズ艦内での白兵戦に違いない・・・。最後はネモ船長よろしく瀕死のグールドを載せたままユリシーズが深海に消えるとか。


短いとは思うけど良くまとまってたと思いますよ。戦闘シーンもテンポ良くそれなりの分量に感じられました。


大地のほとんどが水没して様変わりした地球の新しい地図、しかも衛星の観測結果として資源や海流の分布が描きこまれているとなれば、それがどれほど重要なものか高校生以上の大人なら分かります。そして、それを公表するということが、ひとまずにせよ性善説の立場を取った大きな賭けであると同時に未来への投機(あえて投企(projection)という字を当てたい)であり、クライマックスにふさわしいイベントであることも分かります。


中途半端に感じるのも無理ないけれども、12話でも終わり方として問題ないと思います。結局、地図を共有するということは結末ではなくて新しいドラマの始まりになるんだから。人間色々いるから、当然、その地図を元にした資源や領土の争いもおきるだろうし・・・要するに、人間、そう簡単には変わらないんだろうから、すった揉んだやりながら少しずつ変わっていくか、いつまで経っても変わらないか・・・思い描かれる世界像はもう各人の信条の表れとしか言えない。


物語は一応終わるけれど、あんたはその先どうなると思う?という問いかけなんだと思うんですよね。この類は。「沈黙の艦隊」と一緒で。


この物語の行き着く先がこうだろうな・・・と、もしも、皆が同じ結末を予想したならそれは実際にそうなんでしょう。


で、ちょっと飛躍するけど・・・現実の地球についてどんな未来を想像するのも勝手なんですが、もしも地球上の人間全員が同じことを考えたらそれはいつか実現すると思わないか?ってことです。例えば「核廃絶」とかね。