Blog:Neutron Star

tma1のブログ 「試行錯誤」・・・私の好きな言葉です

リーンの翼


Gyaoで「リーンの翼」第1話「招かれざるもの」見ました。富野節全開でした(^^;)簡潔に言うと「いきなり」と「大混乱」。


第1話からオーラシップが4隻も地上に現れるわ、「ダンバイン」で印象的だった地上軍の戦闘機の特攻はあるわで取りあえず評判の良かったネタを総ざらえでやってしまおうとでもいうかのようなにぎやかさ。でも、どうやら第2話では主人公たちがバイストンウェルに行ってしまうようなので、第1話は単なるプロローグ、大盤振る舞いのオマケ程度に考えたほうが良さそうです。


で、相変わらず親子関係がギスギスしてるんですね。てんでんバラバラに言い合って会話になっていないセリフも相変わらずです。富野作品の登場人物って相手が理解するかどうか、また視聴者にもチンプンカンプンでもお構いなしで喋りまくるからなぁ。


目の前の出来事の具体的な説明を求めている地上人に向かって、リーンの翼の顕現がどうのとのたまうバイストンウェルの姫様とか。どこから来た?と問う哨戒機のパイロットに、「上から」と端的に答える少年とか。現実と理想、具象と抽象の相克を人間関係のすれ違うさまに取り込むことを創作のスタイルにしているかのようです。


いまどきこんなシナリオ、他の会社のアニメやドラマ向けに作ったら間違いなくボツじゃないでしょうか?


戦艦やオーラバトラーのデザインは良いようです。3DCGと2DCGのマッチングも良い感じでした。オーラの光?の特殊効果は七色のパーティクルでなんだかチープな感じでしたが。


追記:主人公のエイサップ・鈴木のエイサップって「ASAP=as soon as possible」ですかねぇ。アメリカ系の名前で一般的?な訳ないですよねぇ。