天野正道 「ストラトス・フォー オリジナル・サウンドトラック」
「ストラトス・フォー」というアニメはまだ見たことがありませんが、OVA「ストラトス・フォーＡ（アドヴァンス）」のCMは見たことがあります。メテオ・スイーパー？というくらいだから隕石を迎撃するパイロットの話だろうくらいは見当が付きました。
が・・・、このCDのジャケットの女の子の絵はあまりに脳天気な・・・なんだか好きになれないようなキャラ・デザインです。もっとシリアスなのかなと期待したんですが。
ただ、音楽の方は天野正道の作曲分はもちろん、他の作曲家のものも悪くないです。天野作品はさすがに2003年となると「GR」の影響も抜けたというより良い方に昇華されたのか「海のオーロラ」のような不満はありません。というか「バトル・ロワイアル」も含めて俯瞰したとき、「海のオーロラ」だけが、やっつけ仕事だったのでは？という気がするのですが・・・邪推でしょうか？
さて、印象的なのが、７曲目「試練」。明らかにホルスト「惑星」の「木星」の編曲を含みます。ライナーの解説を読むと「ストラトス・フォー」という作品自体が映画「ライト・スタッフ」へのオマージュであることが分かり、サントラもその線でという要求があったのでそれに天野正道が応えたということが書かれています。どの曲がということは書いてなくて、もしかしたらほとんどすべてなのかも知れませんが・・・私はこの「試練」がそうなんだと感じています。
「ライト・スタッフ」の原作は立花隆の「宇宙からの帰還」と並んで好きだったもので、映画も見たんですが映画館で１度しか見ていないのでサントラまでは思い出せません。でも、この「試練」を聞くとロケット・モーターをしょったジェット機のイメージが湧いてきます。うーん、もしかしたら「マクロス・プラス」と混ざってるかも知れませんが(＾＾；)
ついでに「人類、月に立つ」のアラン・シェパードのメニエル病を思い出したので、そのエピソードを見直そうと久しぶりにビデオデッキを動かしたら・・・テープがからまっちゃいました！やれやれ分解しなきゃ。
