Blog:Neutron Star

tma1のブログ 「試行錯誤」・・・私の好きな言葉です

今年の熊は異常

先日民放のドキュメンタリー番組で今年急増している熊、特にツキノワグマの害についての番組を見ました。


山村が過疎化して里山が崩壊、熊を含む野生動物(イノシシ、シカなど)が無人の山村を生息域にした結果、野生動物の縄張りと住宅地が直接境を接するようになってしまい、遭遇率が増えた・・・というのが近年熊の目撃例や害が増えた理由だというのはそれなりに説得力があったんですが・・・


また熊が好む山菜やサワガニなどを取りに山中や沢に立ち入った人間を、いわば餌の取り合いで襲ってしまうケースも理解しやすいのですが・・・


あるいは昨年、ドングリなどが豊作で子熊が多く生まれて頭数自体が増えているという話も目撃例が急増する理由としては分からないでもないです。子熊を育てている最中の母熊が必死に餌を多く集めるので、昨年以前に生まれた若い熊が山を追われる、というのなら、これも分かりますが・・・


しかし、その番組放映直後に飼育されていたツキノワグマが餌やり中の飼い主を襲って死亡させたり、さらに数か月前にサファリパークでも餌やりのスタッフを車中で襲って死亡させたり、など餌が不足しているわけでもなさそうな状況で攻撃的になったり、というのは・・・


野生の熊についてよく言われる、不意の遭遇で熊の方が怯えて逆に攻撃的になるとか、子熊を守るために人を襲うとかの従来の一般的な理由付けでは説明できないのではないかと。


番組中で今年秋田で4人が死亡し食害の対象にもなった事件に関して、損壊の状況とかかった時間から遺体の損壊に関わった熊は一頭のみということは考えられず、駆除された一頭が母熊だったとしてその子熊も遺体の一部を食した可能性があり、もしもその子熊から子孫へと人を襲う習慣(習性)が世代を越えて広まるとしたら憂慮すべきことだという観測を研究者が語っていました。


確かに直接人を襲う状況に関わった熊はその後積極的に人を襲うようになるという話も従来からある説ですが・・・では、日本中の複数の地域でまだ食害には至らなくともツキノワグマが積極的に人を襲う事例が多いように見うけられるのは・・・?


番組中で地元、山梨県笛吹市の沢で釣り人を襲ったツキノワグマの主観映像が放映されましたが、あれを見た印象は、不意の遭遇で怯えた熊が攻撃的になった・・・などというものではなく、釣り人の背後から襲ってきていて、大声を上げた釣り人から一旦は離れたもののまた襲いかかって来る様は、やはり積極的に人を襲いに来ているという感じを受けました。


沢は熊が好むサワガニなど餌場なので・・・ということかも知れませんが、やはり今年の熊は人間に対して異常に攻撃的だという気がします。