ホビット 思いがけない冒険

楽天レンタルで借りました。新作価格なのでスポットレンタルで借りやすいです(^^;)

原作自体がもともと「指輪物語」と比べれば児童向けで詩とナゾナゾ、語呂合わせ（ただし英語の）面白さが多かったし。映画としても「ロード・オブ・ザ・リング」のような作品にはならないだろうと思ってました。案の定というか日本でもあまり話題になりませんでしたね。劇場公開中、一度もランキングはトップにならなかったんじゃないかな。

でも良くできていました。一時期険悪な関係になっていたピーター・ジャクソンとニューライン・シネマですが良く作ってくれました。

それに私自身が「指輪物語」以前に「ホビットの冒険」がいかに好きだったかということを思い出しました。なんとドワーフたちの名前を劇中に登場する前に空で言えるほど覚えてましたよ(^^;)そもそも語呂の良い名前でしたが。

私は70年代、SF雑誌「スターログ」でトールキンや「ホビットの冒険」を知ったクチなので「スターログ」でトップクラフトのアニメ版「ホビットの冒険」を特集した号は二冊買って切り抜いて岩波書店版の「ホビットの冒険」に挿絵として貼り付けてました。

当時はラルフ・バクシがロトスコープで「指輪物語」を作っていて色々期待したしレナード・ローゼンマンのサントラのレコードも買いましたっけ。フィルムブックはまだ本棚にあるんですがレコードはどこかにいってしまいました。

さて、この映画は原作にない要素も色々描いてくれていて、茶色のラダガストや「ロード・オブ・ザ・リング」につながる伏線、というより遥かな余韻、不吉な影の復活やビルボの慈悲などよく描いてくれています。

この分なら、SEE版でもすっぽり抜けていた塚人やトム・ボンバディル、ベレンとルシアンの伝説についてなども少しは触れて（映像化して）くれるんじゃないか？と期待してるんですが・・・。

実はここ数日は「ロード・オブ・ザ・リング」SEE版DVDを一枚ずつ見てました。三部作の６枚。PS3やPCのPowerDVDで見ると最高でも6Mbps程度のビットレートですが結構綺麗でBlu-ray版を買うかどうか迷いながら見てました。

やっぱりBlu-rayでは違うんだろうなぁ。この「ホビット」は裂け谷の映像も「ロード・オブ・ザ・リング」の頃よりもっと細かく作ってあるとは思うんですが、これを見て「ロード・オブ・ザ・リング」（劇場公開版）のスペシャルプライス版を思い切って買おうかと思ってます。

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