意外(^^;)と良かったです。ひょっとして例のさだまさしの「防人の歌」のイメージからしてあまりにウェットな内容だったらどうしようと思ってたんですが・・・そうでもなかった、と個人的には感じたのですが。
銃砲類、見かけは「日本海大海戦」よりも格段に良くなってました。28センチ砲などは据付作業、クランク回して歯車を介して砲身の角度を変えるシーン、重さ300kgと言われる砲弾の装填シーンなどあったし。ただ・・・ほぼすべての砲が無反動砲なのにはガッカリしました(^^;)「日本海大海戦」の方が見かけはハリボテだし後ろから引っ張ってるのが丸わかりでしたけどちゃんと発射の反動で砲身や砲が後退してた分良かったです。
配役についてはあまり似せることにこだわってないというか、役者の格というか力関係で決めちゃってるのかな?という邪推をしたくなるものでした。
明治天皇が三船敏郎だというのはまあ良しとして。児玉源太郎が丹波哲郎というのは・・・見かけが似てないという点でミスキャストだろうと思います。癇癪起こすと甲高い声で喚いたとも言いますが丹波哲郎の声はドスが聞いていてかなり違うだろうし。
仲代達矢の乃木希典は、目が似てますね。あれで顎がもっと小さくて逆三角形だったらかなり似てる感じです。見かけ仲代達矢で声が笠智衆だったら(^^;)相当良い感じかもw
冒頭の伊藤博文と児玉源太郎の日露開戦賛同への語らいは・・・結局はそうなったとはいえ伊藤博文の日露協商への活動やら開戦反対の意思表明など端折って脚色し過ぎという気もしました。
他に気に入ったのが、旅順を東鶏冠山方向から見た地形を堡塁とともに立体化したジオラマ。部分的な写真や地図だけからは直感しにくい地表の高低差がよく分かります。また、ロシヤ側の永久堡塁の深さ7メートルと言われた防御陥穽?というか壕の再現。機関銃の数が多すぎるようにも感じましたが、あそこに落ちた日本兵が絶望するには機関銃でも小銃でも一方的に瞰射される点に関しては同じ事。
それと適宜白地図をオーバーラップさせて戦況を矢印のアニメーションで見せているのも好感を持ちました。
あと、まぁどうでも良いかも知れませんが・・・あおい輝彦と夏目雅子の「いいんだね?本当にいいんだね?」ってギャグ漫画のネタで何度か見たことがあるような・・・w
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