Blog:Neutron Star

tma1のブログ 「試行錯誤」・・・私の好きな言葉です

色々

ダーウィンが来た

「目撃!タカ対スズメバチ

クロスズメバチを好物とするタカの仲間のハチクマ。このスズメバチ、うちの田舎でジバチと呼んでいたものかも。私が食べた蜂の子もこれだったと思います。ハチクマの雛は蜂の子の滋養のせいか他のタカ類に較べて2週間も早く巣立ちをするそうです。なんかこのところこういう話題がテレビで取り上げられているようで、営利目的の蜂の子狩が流行りそう。乱獲で絶滅危惧なんてことにならなきゃいいですが?

悲しき雄ライオン

動物物番組は結構見ていたはずですが、ライオンの群れのボスは兄弟オスが多くてその方が安定するというのは初めて知りました。サルの群れと違って群れに成体のオスがいない(成長する前に群れを出て放浪オスになるので)ので群れの中での派閥抗争とか順位争いは無いものの、メスに気に入られなければならないというのはニホンザルチンパンジーの群れ社会と似てると思いました。力ずくで何でもできるわけではなくて、交尾前はメスに認められなければならず、またボスとしての権威が揺らぐとメスが他の群れのボスの受け入れも画策し始める(複数の群れを支配するボスが存在する)など、確かに母系社会ですね。

果て無き消耗戦 証言記録 レイテ決戦

彼我の力の見誤り(台湾海戦の戦果の誤報)、体面を重んじて誤りを正すのを厭う大本営の姿勢(レイテ決戦へ盛り上がってしまった世論)、兵站の軽視、原住フィリピン島民虐待などから、非常に不利な戦いを強いられた日本陸軍ですが、永久交戦とか無茶苦茶なことを言われて「イエス・マン」ばかりだった中に自分の大隊を救うために命令に逆らって撤退した大隊長がいたんですね。名前ははっきり出てませんでしたが、資料に「横田大尉」?と読めました。上官から銃殺をちらつかされて改めて大隊を率いて敵陣へ突撃を命じられたのに部下を連れずに単独で突撃して行ったと・・・こんな立派な人もわずかながらいたんですねぇ。残念ながら残った大隊は新任の少尉に率いられて結局突撃したということで。

素敵な宇宙船地球号

生活排水に含まれるリン(米のとぎ汁、ラーメンのゆで汁などに多い)やチッソなどの扶養物のせいで大発生するプランクトンが死んで堆積するヘドロが東京湾を不毛化しているという話題。海中写真家の中村征夫の案内で今年5月に見た千葉県というのは本当に豊かだったのに、ゲリラ豪雨の夏を経た9月には死の海に・・・これは衝撃的でした。これは廃水処理施設が降雨50mmを超えた分はリンなどの除去処理を含めた処理を全くせずに海に垂れ流しているせいで大発生したプランクトンの死骸などでできたヘドロをバクテリアが分解する際に海中の酸素を大量に消費して貧酸素海域になったためとのこと。

最近リンを効率良く除去する技術が開発されリンを含む汚泥を肥料として使われるリン酸カルシウムにリサイクルする技術が最近のリンの輸入価格の高騰を受けて採算が取れるようになってきたということで、実用化が現実的になってきたということで(まだ全国で使われているわけではないので安心できるわけではないですが)少し希望があるかも。


全・東京湾 (朝日文庫)

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中村征夫 海中2万7000時間の旅

中村征夫 海中2万7000時間の旅