Blog:Neutron Star

tma1のブログ 「試行錯誤」・・・私の好きな言葉です

ONKYO SE-200PCI 到着

ONKYO SE-200PCI WAVIO PCIデジタルオーディオボード

ONKYO SE-200PCI WAVIO PCIデジタルオーディオボード

まだインストールしてません(^^;)SE-150PCIとの名残を惜しみつつ(笑)ボードを眺めてメモを取ったり写真を撮ったりです。


もともと注文したところの納品予定が10日発売日以降で、金曜日に発送されたらしいこの荷物の発送通知も無かったんで、ここにあること自体が予定外ですし。慌てない、慌てない。


目玉のひとつである「周波数偏差が±10ppm」といわれる高精度クロック。ボード上で部品番号X601、X602、小さいですねぇ。表面実装のパーツで銀色のシールのような物に刻印があるんですがヘッドルーペで見ないと何が書いてあるか分かりませんでした。X601の方が「22.579 R6Y1」X602の方が「49.152 R6XT」(ただしこのRのように見える部分は左右がひっくり返った「Я」のようです)。


価格.comの書き込みから、これはFCX-04C(http://www.river-ele.co.jp/html/se-04c_at.html)というものらしいです。性能表の見方がいまいちよく分かりませんが、単純に表の周波数偏差の最低値±15ppm(25±5℃にて)に使用温度範囲0〜+50℃の周波数温度特性の最低値±10ppmを加えた±25ppmくらいがPC内で使用するSE-200PCI上でのこのパーツの実力だと思っていいんでしょうかね。


追記:「藤本健のDigital Audio Laboratory」(http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20061211/dal262.htm)のインタビューによれば、選別品でこの表よりも性能が良く周波数偏差±10ppmだそうですね。


ついでにこの記事のSE-150PCIの写真を見て気づいたんですが、アセテートの絶縁テープらしき黒いテープの貼ってあるパーツが私のSE-150PCIと微妙に違いました。SE-200PCIには貼って無かったです。初期ロットでだからかな?


インストールするときファンコンの温度センサーをSE-200PCIに付けとこうかな。恒温槽なんて付けられないんで温度センサーの表示を見ながら25℃に近いPCIスロットに挿してみましょうか。


夏はCPUやAGPのチップから一番遠いPCIスロットに挿して、できれば隣は何も挿さずにスロットカバーも開けておくとか。


と、よく考えたら現在のSE-150PCIは既にそのとおりにしているのでした。これはマルチ入出力ケーブルがわっさわっさして端子に負担になりそうだったし邪魔だったんで床に最も近いスロットがいいかなと思ったのとやっぱり熱は加わらない方がコンデンサーの寿命を延ばせるだろうとか考えたからでした。


一番数の多いコンデンサーはニチコンのオーディオ・グレードのものらしく黒地に金文字でAudio (M)とありますが、50V100μFの寸法が8x11.5mmなのでKWシリーズ(オーディオ用標準品(http://www.nichicon.co.jp/seihin/pdfs/kw.pdf))相当でしょう。


電源用の大型の物はRUシリーズ(大容量扁平(12.5mmL)品(http://www.nichicon.co.jp/seihin/pdfs/ru.pdf))で、16V2200μF。


出力カップリングコンデンサーはELNAのSILMIC II(http://www.elna.co.jp/ct/c_music2.htm)で35V47μF。


光デジタル入出力インターフェースのそばにOS-CONと並んでニチコン VPシリーズ(バイポーラ標準品(http://www.nichicon.co.jp/seihin/pdfs/vp.pdf)) 16V10μF


DACはWM8740SEDS((2ch DAChttp://www.wolfsonmicro.jp/products/WM8740/)、WM8766S((6ch DAChttp://www.wolfsonmicro.jp/products/WM8766/)。


ADCはWM8776G((5ch ADC)http://www.wolfsonmicro.jp/products/WM8776/


レイアウトの改良部分では、2chアナログ出力部が回路から端子へストレートになったのが見た目に好ましいです。SE-150PCIでは端子直前で銅のバスバーごとかくっと右へ折れ曲がるような配置で光入出力と交差するような配置でしたので。


発売前記事ですが、SE-150PCIとSE-200PCIを並べた写真が見やすい記事ということで
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/1120/onkyo.htm