NHKの「特報首都圏」で山梨県のミネラルウォーター税の問題が取り上げられていました。森林関係の予算が少なくなっており森林が荒れ、将来的には地下水が枯れてしまうことが予想されるので、ミネラルウォーターの業者から税を取ろうという案なんですが、業者は素直に「うん」とは言わないんですねぇ、これが。
何故我々だけ?というのとミネラルウォーターの単価が安くて課税されると利益が出ないという理屈です。
まず税は地下水の受益者から公平に負担を求めるべきだということで、地下水を大量に使用する半導体などの工場や山梨県民からも税を取れと。
このうち工場は地下水をそのまま消費しているわけではなくて洗浄などに使った水は浄化して川に戻しているのでミネラルウォーターの業者とは立場が違うと・・・そりゃそうでしょうね。それに洗浄に使う程度なら水質が変化してもそんなに困らないでしょう。
ミネラルウォーターの業者は水質が変わってまずくなったら商売にならないでしょう。水をほぼそのまま商品にしているんですから。食品としての安全対策として殺菌とか成分調整とかしているといっても元の水の質に依存している割合は大きいはずです。あまり屁理屈を言って欲しくないものです。
また、県民の負担について、嫌だとか言う奴や、山梨県から川を通じて他県で利用されているから神奈川や静岡にも負担を求めるべきだと、問題をややこしくしている人もいましたが・・・
山梨県民なら自分たちで山梨県の山林や水を守るという誇りを持って税の負担をしようと思わないですかねぇ。私は実家は山梨で将来的には戻りますが、税の負担に賛成です。近所の川も自主的に清掃しようと思ってます。
今の山梨県から山林と水を取ったら何も残らんですよ。果物の生産もダメになるだろうし。
一番簡単なのは受益者と思われる対象が全部快く課税に応じることですけどねぇ。