- 出版社/メーカー: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
- 発売日: 2006/01/25
- メディア: DVD
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冒頭の音楽から戦没者を悼みながら回想シーンに遷る演出など「プライベート・ライアン」のモロ・パクリか?と不安になりましたが、さにあらず。
多分、昔からこういう企画を持っていたんでしょうね。それが「プライベート・ライアン」の革新的な戦闘シーンの表現に触発されて興行可能な形をなしたんではないかと思います。
見せ場も多くて面白かったです。兄貴のイ・ジュンテが鬼のように強くてちょっとしたヒーロー気分も味わえますし。「コンバット」のサンダース軍曹というより、ゲームの「戦場の狼」を思い出しました(^^;)
戦争に脅かされる直前の穏やかな暮らしは日本人にとってもノスタルジーと共感を覚えるものでしょう。やっぱり我々はアジア人なんだなぁと思いました。韓国とは仲良くしなきゃ。
が、劇中でも北朝鮮兵士への憎しみが一種の近親憎悪的に強烈なものに描かれてましたが、同じアジア人ならではの嫌悪感というのもありそうな・・・。
F4Uコルセアが出てきますが、質感というか色が若干CG臭い感じがしたのはちょっと残念。他が破綻してないと思うので映像的にはそこが僅かな瑕疵という感じで。
それにしても、予想以上に良い作品でした。
なんというか、万年筆、1本。革靴、1足。買えればそれだけ幸せに一歩近づけるという貧しさは逆に希望に満ちていて良いですよね。