ランド・オブ・ザ・デッド ディレクターズ・カット [DVD]
- 出版社/メーカー: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
- 発売日: 2005/12/23
- メディア: DVD
- クリック: 21回
- この商品を含むブログ (103件) を見る
ゾンビによって崩壊した世の中でも、人が集まれば上下関係や収奪の仕組みができてしまうのが社会的動物である人間の性。ゾンビ・シリーズ中の作品として当然な展開だったわけですが、ゾンビの変化は・・・。
まぁ、従来通りでは飽きるというのは分かりますが・・・コミュニケーションを取り、道具を使うことを学ぶゾンビの姿がこんなにダメダメに感じるとは・・・。何かもう、仲間?がやられて悲しみと怒りの声を上げる黒人ゾンビ、ウザったく感じるのは私だけでしょか?
肉体への痛みなどが無いと思われるゾンビに仲間意識やシンパシーが生まれるとは思えないんだけど・・・行動を妨害された場合の怒りや不満というのはありそうですが・・・そもそも脳が死んでるからとはあえて突っ込みません。動いているからには脳が生きているというか活動しているはずで、だから脳を破壊することがゾンビを葬る手段になるわけで・・・でも、まぁ今回のようにこれまでと違った要素を見せられるとこれまで暗黙の了解で不問に付していた矛盾や疑問が湧き出してきてリアリティーをひどく損なわれてしまう気がします。
それでも、ラスト、ゾンビの侵入による秩序のなし崩しに崩壊する様子が気持ち良く?描かれているのはさすがにロメロだと思いました(^^;)
次の展開は生きた人間と生ける屍の共存がテーマでしょうね。
例えばゾンビに噛まれるか死ぬかして完全にゾンビ化する前に投与すると肉体の腐敗を抑え、知性を保ち、人肉への飢えも抑えて普通の食事ができるような半死半生の存在になるワクチンが開発されて、一種の不死者となったものたちと人間との関係を描く・・・とか。
- 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
- 発売日: 2003/08/08
- メディア: DVD
- 購入: 1人 クリック: 4回
- この商品を含むブログ (6件) を見る