Blog:Neutron Star

tma1のブログ 「試行錯誤」・・・私の好きな言葉です

ONKYO C-711MLTDを調べる


改造ポイントを探りつつちょっと調べてみました。


DACNPC SM5872CN。データシートはSM5872A/Bしか見つかりませんでしたが、多分、SM5872Bに準じると思います。システムクロックは384fs。(44.1kHz*384=16.9344MHz)


CD用信号処理プロセッサはSONY CDX2500BQ。


シリンダー状の水晶発振子から16.9344MHzのクロックがSM5872CNのXTAIに入力され、CKOから同じ16.9344MHzが出力されて、CDX2500BQのXTAIに入っているようです。


DPF-7002に付けている高精度のクロックと電源回路基板をC-711MLTDに移植するつもりなのですが、何も考えずにSM5872CNに信号を入力すればいいんでしょうかね?それとも今回はCDX2500BQにも分配してみましょうか?


供給電圧を5.0Vとした場合、CDX2500BQのXTAIの入力電圧は"H"のMINがVDD-1.0(およそ4.0V?)、"L"のMAXが0.8Vとなっています。SM5872CNのCKOの出力電圧は"H"のMINが4.0V、"L"のMAXは0.5Vとなっています。


何となくやっても壊れないように思うので、今回はクロック分配をやってみようかと思います。整流用のダイオードもSBDに変えてみようかな。C-711MLTDの場合、そもそも4本のダイオード1N4003(1A200V)で整流しているのでそれぞれ適当なSBDと差し替えるだけですから。


オペアンプもアナログ出力段はNE5532ANを各チャンネルにひとつずつ使っているのでこれを置き換えてみたら・・・で、OPA627BPはというと、ちょっと周りのコンデンサなどが邪魔で付けにくそうな気がします。OPA2604APでどうかな?と。


今日は調べるだけにして、いじらずにアースだけミノムシクリップ+リード線でシャーシと繋ぎました。2Pプラグの極性が合った状態で8V、合わない状態で10V以上ありましたが、アースに繋ぐことで無視できるほどに小さくなりました。音も少し良くなったかな?