Blog:Neutron Star

tma1のブログ 「試行錯誤」・・・私の好きな言葉です

音質調整材fo.Q(フォック)スペーサー

http://www.kisoind.co.jp/qlip/fo.Q/spacer/

今の時期、DVDを見るのにPCのPowerDVDで再生させて、音はDolbyヘッドホンで擬似サラウンドのエフェクトをかけた出力をKENWOOD DPF-7002のDACで変換してSTAXで聞くのが良いので、AVアンプよりもSTAXDPF-7002関係をいじっておこうと思いました。(訂正:PowerDVDDolbyヘッドホンの効果をかけられるのはアナログ出力だけです)AVアンプは冬に窓を閉め切ってスピーカーで聞くのに使うと暖房費の多少の節約にもなるでしょう。


ISOCLEAN POWERの電圧に関するカイン・ラボラトリーからの回答では、200Vの電源を使っているのでなく普通に100Vの家庭用電源をひいてきている場合は、125Vで大丈夫だそうなので・・・。そりゃそうですよね。電気関係の工作をする人には常識でしょうが、こんなところでも迷ってしまうわけでして(^^;)勉強、勉強。


で、STAX SRM-313用のヒューズを買いに某ショップに行ったのですが、一足違いで31.8mm 1.6Aは売り切れ。2Aでもいいかな?とも思ったんですが、まだ保証期間中だし安全策を取りたいところです。


仕方なく、AVアンプ marantz PS5400用に20mm 10AのISOCLEAN POWERヒューズを買い、DPF-7002用に音質調整材fo.Q(フォック)スペーサーの2mm厚のものを買いました。


marantz PS5400は電源ケーブルも合わせて後でいじることにして、fo.QスペーサーをDPF-7002のスパイク受けに使っているコーリアンのインシュレーターの下に敷いてみました。


2mm厚の物はそれより薄いもの(1mm厚)と比べて制震が効きすぎて好みの音にならない場合もあるとか。それはともかく私としては「振動を電気エネルギーに変換させ」というのが半信半疑なんですが・・・(圧電素子の一種。別に疑似科学とか似非科学の産物ではありません(^^;))、32mmφx2mm厚が4枚で1700円というのは地震対策用のクッションの高いのと思えば我慢できそうな程度の値段ではあります。実はオークションに出ている皮革を圧縮したビリヤードのキューに使われるものとどちらにしようかと一応迷った末の選択です。まぁ、これで効果が全く無いとなると問題ですが・・・。


効果はありました。それが材質の軟らかさのせいなのか、本当に振動を電気エネルギーに変換しているのかは不明ですが、少なくともサウンド改善ディスクSIDよりも効果は顕著です。具体的には音量ははやや小さく感じる、音がやや沈む傾向だと思います。(訂正:リチャード・サウザー「Visions」を聞きましたが、ボリュームが小さくなるなんてとんでもない、以前よりパワーを感じます。ハイティンクACOの第九が元からゲイン低めだったみたいです)その代わりボーカルなどは定位と分離が良くなる感じです。例えばベートーヴェン第九でハイティンクアムステルダムのものはスィトナー&シュターツカペレのものと比べると録音のせいかやや寝ぼけた感じであまり好きになれなかったのですが、若干すっきりした感じがします。


サウンド改善ディスクSIDもどうやら同じような効果があるようなのですが、今のところ私の環境では、何となくそんな感じという程度で、正直、無くても別に構わない程度のものです。(訂正:SIDとfo.Qの効果の特徴はかなり違うみたいです。SIDの方は基本的に音がおとなしくなります。fo.Qの方は微小振動の吸収とダンピング効果でその環境により様々)


fo.Qスペーサーはそれと比べると、うちの木製ラックという困った環境に若干の改善をもたらしてくれたと思います。もしかしたら、薄い1mm厚の方が良い可能性もあるのでできれば試してみたいと思うんですが・・・財布と相談の上で。