Blog:Neutron Star

tma1のブログ 「試行錯誤」・・・私の好きな言葉です

UPS導入


ホームセンターにタップを見に行ったら運悪くタップ型のUPS無停電電源装置)を見つけてしまい、衝動買いしてしまいました。


Powercom WOW-300S-WG UPS

ASIN:B0000CGNR0


昔、雷が近所に落ちたときブレーカーが働いて部屋中の電気が切れたことがあります。DVDレコーダーでHDDが動作中とかPCでHDDが動作中とかに停電になるとかなりの確率でHDDも壊れます。UPSが1万円以下で買えるとは時代も変わったものです。10年以上前、初めてPCを買った頃にはサンケンの一番安いものでも3万円以上はしましたが無理して買ったものです。実際にバッテリー駆動になる機会はなく何年か台として持っていましたが、結局粗大ゴミとして捨ててしまいました。薄型だったけど重かった・・・。


Powercom WOW-300S-WG UPSは、3Pが6口付いていますが、そのうち3口はサージプロテクト付きのスルーで最大15A。残る3口はサージプロテクト+バックアップ対象で300VA(165W)まで接続できます。入力プラグは3Pまたはアース線付きの3P->2P変換プラグでこの場合、サージプロテクトを十分に行うためアース線接続が必須です。


さてこの製品他社のタップ型のものと比べても安いのが魅力ですが、実際に購入して取扱説明書を読んだり実際に使ってみると外箱の説明を読んだだけでは分からなかった事実というのが色々出てきます。


まず、バッテリーの交換時期(容量半減)は使用環境の温度で変わり、20℃で2年、30℃で1.7年、35℃で1.2年です。いまみたいな時期にクーラーを使いまくらないと1年でダメになるというわけです。ちなみに製品保証は1年です。


それから、バックアップ対象の3口に165Wを越える機器を繋いだ場合・・・アラームが鳴り、バックアップの対象になりません。5分してその3口への出力が止まるか、110%(約180W)以上超過の場合は全く使えません。私の場合、Pentium 4 3.0GHz(3E)搭載の300W電源PC(FANx4、GeForce 6600GT、HDDx3、1GB RAM、DVD-RAMドライブx1)、液晶ディスプレイをバックアップ対象の口に繋いだ場合、起動時やCPU使用率20%以上でアラームが瞬間的にですがしょっちゅう鳴ります。

PrescottのCPUを搭載したPCでは消費電力がシンプルな構成でも軽く100Wを越えるのでまずこのUPSは使えないと思った方が良いでしょう。


仕方なく、DVDレコーダーとI-O DATAのTVBOX2(スキャンコンバーター)と液晶ディスプレイをバックアップ対象の口に繋ぐことにしました。


ところが、取扱説明書に気になる記載が・・・テレビ、ラジオなどの近くで使うとノイズが入る場合がありますとか、バックアップ対象のタップに複数の機器を繋ぐと並列接続なのでノイズが入る場合があります・・・ですって。今のところそういう症状は出ていないので私の部屋の環境では大丈夫みたいです。メーカー側の自己申告のような注意事項なので正直といえば正直ですが、これが外箱に書いてあったら多分、私は買わなかったでしょう。メーカーの良心をどう捉えるかは個々人にお任せします。