Blog:Neutron Star

tma1のブログ 「試行錯誤」・・・私の好きな言葉です

バットマン ビギンズ


観てきました。主役がいまいちスター性が乏しい気がします。脇役にマイケル・ケインモーガン・フリーマンなど大物を据えてるので余計に感じられてしまいますが・・・。でも、面白かったです。バットマンのプロトタイプ作りの工程など。マスクの頭部を海外に大量に発注して耳の形状はこちらで手直し。しかし届いたものが強度不足で発注し直しとか。コウモリの形の手裏剣もプロトタイプでしょうか自分でグラインダーで削ってました。


ボディ・スーツやバット・モービルも会社の研究開発部の軍用特殊装備の試作品の流用で、特にバット・モービルはティム・バートン版のいかにもバットマンというデザインのものではなくて、「ブレードランナー」のスピナーを武骨にしたような前輪が独立懸架式のもので機動性が非常に高く、ジャンプして橋を架けるという目的のためのブースターが付いています。これを黒塗りにしただけで、バットマンらしくない、けど思わず欲しくなるようないい形をしてます。カニがうずくまったような感じですが・・・「サイレント・ランニング」のヒューイ達とか「攻殻機動隊」のフチコマタチコマのように可愛いメカです。


渡辺謙は「影の軍団」(サニー千葉か!?)という名の忍者軍団(なぜか)を率いる怪しいチベット僧の役ですが、もったいないというか贅沢な使い方。はっきりいってチョイ役。きっと裏設定にはモンゴルに落ち延びた源義経の子孫という設定があるに違いありません(^^;)


チョイ役といえば、ルトガー・ハウアー。バット・モービルといい「ブレードランナー」へのオマージュありありという印象ですが、あの役だとはクレジットを見るまで気が付きませんでした。上品な老人になったものです。


同じくチョイ役なのに圧倒的な存在感だったのが、モーガン・フリーマン。さすがですねぇ。レギュラーの中ではマイケル・ケインと共に続編で別の役者に代わる可能性が高いですね。新シリーズの1作目ということで豪華な脇役陣を揃えたんでしょうが、これで続けるのは絶対無理でしょう。