中国全体の人口は莫大なので潜在的な消費力を秘めているんでしょうが、コンビニが進出できる住民の所得水準の高い都市というのはまだ僅かだそうで。経済特区である上海でコンビニ各社は、将来の巨大な利益を見据えて必死の攻防を繰り広げています。
国営のコンビニは先に展開したものの強みを生かして立地の良い場所に出店して来たが、都市の変化と共にそれまで良かった場所もこれからもそうだとは限らないし、外資系の金を惜しまぬ買収攻勢で店舗の貸主も強気の契約条件を出してきてやむを得ず諦めたり・・・。
外資系のコンビニは得意の徹底したリサーチと囲碁紛いの出店戦略で客の囲い込みを図ったり、中国になかったアイテム弁当で客を引き付けようとしたり・・・。
しかし、国営のコンビニは雇用を守りながらという主目的があるからいいけど、外資系のコンビニは・・・儲けようと夢を見ている出店希望者を集めて自分たちのフランチャイズに組み込もうと「利益は保証します」などとおいしいことばかり強調しつつ、実は将棋の駒扱い。
他社のコンビニから客を奪うために囲むように近場に複数出店を計画してました。日本でも程度を知らない出店攻勢で同じフランチャイズの店舗同士で利益を食い合い、負けた店舗は閉店を余儀なくされるというひどい事がありますが、その二の舞ですね。外資系コンビニにとって店舗、店長などは本社が肥え太るための捨て駒に過ぎないじゃないんですか？
先進国は中国に色々と害悪を持ち込んでますが、またひとつ・・・って感じですね。
