Amazon Primeで見ました。
面白かったです。また音楽が川井憲次っぽいなと思っていたら川井憲次でしたw
日本陸軍軍人の描き方も、武と礼を重んじる三浦と上官におもねり人間として歪んでいる佐藤と描き分けがあって良かったと思います。
ただ銀縁丸メガネで出っ歯気味の佐藤の方がおそらく典型的な日本人として描かれているでしょうし、実際三浦のようなある点で立派な人間は少ないでしょう。
イップ・マン(葉問)は、力で民を虐げている日本軍人には中国武術はふさわしくないと言いますが、戦争の勝者というものは国や民族を問わずそういうものだったと思います。必ずしも日本帝国軍ばかりが悪逆非道ではないということは歴史が示すとおり。
中国人民を敗戦後の日本人に、進駐軍を日本軍から米軍に置き換えても成り立つ話。
続編?の「イップ・マン 継承」(原題「葉問3」)もちょっと見始めましたが、先の読める話で。「イップ・マン 序章」(原題「葉問」)と違い、すぐに武術で問題を解決しようとする辺りが浅すぎるただのエンタメだと感じました。
「イップ・マン 序章」も実在の葉問の逸話に材をとったフィクションでしょうがやはり質が違う気がします。
「イップ・マン 継承」にはマイク・タイソンがギャングのボスとして棒読み出演w
冒頭には葉問に詠春拳の教えを請うたというブルース・リー(李小龍)のエピソードもちょっとあって、なかなか物真似が上手い役者だなとw
「イップ・マン 継承」は原題が「葉問3」とあり、3作目のようで「イップ・マン 序章」とは別に「イップ・マン 葉問」という映画があって原題「葉問2」となっています。
こちらはAmazon Primeで見放題ではなくレンタルとなっています。さてどうしたものか、個人的には映画化は「イップ・マン 序章」だけで良かったんじゃないかと感じてるんですが。