最近一時的に支持率が低下した安倍内閣ではありますが、内閣改造人事公表後急速に支持率を回復しており、無能な閣僚が減った分より手強い内閣になったようにも感じます。
安倍内閣が今後も目指すであろう憲法改正、そのこと自体は悪いことではないでしょう。これを機会に国民の関心が高まって憲法の意味や意義を知って考えることはむしろ良いことと思います。
戦後の憲法を押し付けられた「みっともない」ものと批判して改正を目指す安倍首相と与党の言うことが納得できることかどうかも良く考えるべきです。もっとはっきりと、敗者の、奴隷の、被支配者の、いじましい憲法だとでも言えばいい。
確かに、当時のアメリカは自国が到底実現できないような軍事力放棄を押し付けてきました。しかも現在は逆に自衛力を高めろと焚き付けている。国際連盟もIAEAもそう。アメリカは昔から他国に実現の難しい理想を押し付けるくせに自国は自国の利益を優先して安易な現実路線を取る、そういう国だと思えます。
これを悪しき二面性ととるべきか・・・。アメリカという国家を一個の法的人格(法人)と捉えて性格を評すならば、高い理想を他人に押し付けるが自分はそれに従うつもりはないような人とでも(^^;)
ただ、その理想は実現できたら素晴らしいものでしょう。それだけは確かだと思えます。理想を実現するための現実的な手段を考えることはできないものでしょうかね。