Blog:Neutron Star

tma1のブログ 「試行錯誤」・・・私の好きな言葉です

憲法改正

立木リサ、NHKのスタジオパーク?と戦後の憲法成立に関するスペシャル番組に出てました。普段、NHK-FMの民謡番組に出ているとか。普通の話し声はアニメ声の美少女なのに民謡歌うときの声量ときたら・・・


おっと、そんなことが言いたかったわけじゃなくて(^^;)


安倍首相と自民党憲法改正への意志、本当に自衛隊の存在を合憲とするための憲法改正ならいいんじゃない?と思う人が多数でしょう。


しかし、そもそも自衛隊朝鮮戦争が勃発して駐留米軍が日本を留守にするあいだ警察の手にあまるような暴徒や武装集団に備えた治安維持のために発足した警察予備隊であったはず。


ところがその後、自衛隊は軍備を拡充しながらも、実際に行ってきた有用な活動は国内の災害救助や国外の道路整備など、武力を必要としない活動のみで一人の戦死者もなく、武力行使によって殺害した邦人も外国人もいないはず。


ぶっちゃけ、莫大な予算を投じて拡充してきた兵器や武器の大多数は演習に使われただけで老朽化して廃棄されるばかり?


これまでの活動を鑑みて、自衛隊の有用性は人命救助と被災者支援にあることは明らか。その存在の正当性をこれまでの実績によって認めるとするならば「救助隊」として、でしょう。


もちろん完全に武装を手放せと言うわけではありませんが、わざわざ憲法を改正して自衛隊自衛軍あるいは日本軍とすることは、現時点でありか無しかと問われれば「無し」ではないのかな?と。


それに、中国、北朝鮮、ロシアなど隣国の脅威に対して自国の自衛力としての軍事力をこれから増強するとして、それらの国の武力に釣り合うようになるにはどれだけの費用とマンパワーが必要となるのか・・・こちらが増強すれば他国も増強するのが道理。


とても敵わない・・・結局、アメリカとの安全保障条約をアテにするしかないのでは?


となると憲法を改正する必要性の理由として自衛隊を挙げるのはどうなんでしょう?


まず現行の憲法のどこが悪いのか国民がちゃんと分かるように説明してもらわないと。米占領軍からの押し付けだからというのは理由にならないし、先日のNHKの番組を見れば、現行の日本国憲法には日本の学者の理想も含まれているのは明らか。


安保法の解釈や改正に拠って、現在も米艦防護、PKO活動中での駆けつけ警護まで可能になっているのなら、憲法を改正しなければならない根拠は何か?分かるように説明して欲しいものです。

追記
日本人は他人の目を気にするというか、自分で自分のことを評価するのが苦手なところがあるので現行の日本国憲法は外国からはどう評価されているのか紹介してくれる番組があっても良さそうですね。以前、池上彰の番組で諸外国の憲法の特徴と比較したものがありましたがあれをもう少し詳しく。