1942年戦時中に作られた国策映画というやつですね。予科練の訓練で色々と突っ込みどころが(^^;)
予科練の３つの精神とは・・・絶対服従の精神、攻撃精神、犠牲的精神だそうで、命令されれば黙って死ぬという天皇制下での軍国主義に都合の良いように教育されていきます。
ボート競争で勝てなかったのはなぜかと問われて・・・この映画はセリフがときどき聞き取りにくいんでよくわかりませんでしたが、どうやらボートやオールなど物理的な優劣がそもそもあったと練習生が答えると、それではイカンと。そんなものは精神力で乗り越えろ、とｗ
相撲がまたひどくて、これは勝ち抜け式で勝てないものはいつまでも土俵上に残されて次々に休む間もなく別の相手と相撲を取らされます。いじめだｗそして、土俵際でうっちゃりのような投技で勝つと、シャバの相撲と予科練の相撲は違う、技で勝とうとするのが気に食わないとまた土俵に残され・・・
当時は大真面目にこの手の不条理なことが大事なことなんだと伝えたくて製作していただろうし海軍省の協力や情報部の検閲も通っている映画なんですけど、今の我々が見ると逆に当時の日本軍がいかにおかしなことを兵隊や国民に信じこませようとしていたかという証拠を残してくれていたとしか思えません(^^;)
