空戦シーンは良いですが雲がもっとリアルだったら良かったのにと思います。キャラクター・デザインは苦手。人形みたいな目付きは特に。キルドレとやらが普通の人間ではないし、心が死んでいくような状況なので演出的にも意味があることだとは思いますが、「攻殻機動隊」以降？、押井守が変な方向に行ってしまったような気がしてます。
繰り返す日常が非日常的な感覚をもたらすというのは押井守が昔らか好むシチュエーションですね。記憶の連続性の曖昧さが自分というものもあやふやにしていくという状況も上手く描けてると思いますし。
デジャブ、私も時々感じることがあります。単に前にこんな事あったよな、という漠然とした感覚だけでなく、この先どうなるかも分かるし、やっぱりそうだった・・・これは既視感などではなく確かな記憶・・・と感じることもあるんですが、それもやはり錯覚なんでしょうか。
そして時々、夢の覚め際、夢の延長でこれからの行動予定を思い起こしながら、そういえばこれは夢から覚めた方の自分には関係のないことだったと気づくことも。
朝起きた自分が寝る前の自分と同一の存在だったか、それとも眠りから覚めたと思っている自分は実はそういった過去の記憶を持った状態で今存在し始めたのではないか・・・
とまでは思いませんが(^^;)
「ティーチャー」は絶対に終わらない戦争ゲームでのスコア調整役なんでしょう。きっとキルドレはモデルというかタイプごとに闘いがパターン化しているかそもそも「ティーチャー」に戦い方をインプットしているせいで絶対勝てない・・・とか。
ところでどうも私には分かりにくかたのがこの作品で言う、「子ども」と「大人」の違い。成長もしくは老化するかしないかの違いだけ？
