三池崇史監督だし稲垣吾郎が出るしであまり期待してなかったんですが、なかなか本格的な時代劇でした。
特に印象に残ったのは松方弘樹が演じる倉永が目の前で櫓が崩れて道を塞がれたせいで必殺の形相から本来の好々爺へと表情がじんわりと変わっていくところです。
それと気になったのは稲垣演じる松平斉韶のセリフで「手を束ねて(たばねて)」というのがあったんですが読みは「手を束ねて(つかねて)」では?それとも意味は同じ?とちょっと気になりました。「手を束ねて(つかねて)」には「手をこまねいて」という意味がありますが「手を束ねて(たばねて)」にはその意味は無いんじゃないかな?