日本人はなぜ戦争へと向かったのか #01 “外交敗戦”孤立への道
国連脱退で英雄呼ばわりされた外務大臣 松岡洋右の議場の去り際のパフォーマンスも含めて余程、軍部の意向を100%汲むような好戦的な考えの持ち主かと思っていたんですが、実は全く違ったんですねぇ。
他にも新資料を交えて主に政府側の外交努力が様々あったことが紹介されましたが、結局従来からの開戦の主な原因と思われてきた「軍部の暴走」というのはやはり間違いではなかったですね。
内閣がコロコロ変わり権威も実力もないものだから場当たりな対応しかできなかった当時の政権・・・あれ?最近の日本と全く同じなのでは?
日本人はなぜ戦争へと向かったのか #02 巨大組織“陸軍”暴走のメカニズム
軍の改革と近代化を同じく志した一夕会の同士のはずなのにいざ人事権を乱用して地位を融通、奪取し合ってみれば、保身と部下などの犠牲への責任として為したことに対する報酬や成果を求めることに汲々として軍全体とか国のためという全体の利益を考えられなくなるという所詮は凡俗の集まり。会の思想的リーダー、永田鉄山が死んだ後はさらに歯止めが効かなくなり人員の削減は不可能になり功を焦って中央の制止を聞かずに暴走する輩ばかり。
日本人はなぜ戦争へと向かったのか #03 “熱狂”はこうして作られた
メディアは大衆を任意の方向に動くように流れを作ることができるが、やがてメデイアそのものがその流れに押し流されて向きを変えることができなくなってしまう・・・。