Blog:Neutron Star

tma1のブログ 「試行錯誤」・・・私の好きな言葉です

今週のHA-1A


先日使ってみて非常に相性の良かったSIEMENS ECC83ですが残念ながら右chからボッボッとノイズが入り始めました。まだ軽い状態ですが元々ジャンク球だったので仕方がありません。


追記:幸か不幸か、実はノイズが出ていたのは中古のGE 12AU7の方でした。12AU7を他のものに変えたらまともに使えるようになりました。


こんなこともあろうかと購入しておいた新品と差し替えました。新品の方はSIEMENSのマークありで上部にロット番号らしきものがプリントされてます。ファクトリー・コードはジャンク球と似ていて上段は「2A1」と読めます。スムースプレートでサイドの穴の数はジャンク球と同じく1と2で左右非対称です。違いはマイカ板の上に突き出ているプレートの端が折り曲げられていることくらいでしょうか。


SIEMENS ECC83、GE 12AU7(ムラード製っぽい)、GT GTEL84Sで聞くとやはり良い音です。


ジャンク球に被せていたシリコン製熱収縮チューブですが、さすがシリコンというか弾力性が残っているので竹串で隙間を作ってエアガン用のシリコンスプレーを吹き入れてすべりを良くしてから抜いたら真空管もチューブも無傷で抜き取ることが出来ました。再利用可能です。


(続き)


上の新品のSIEMENS ECC83、アキバフンケン ECC83とそっくりです。違うのはグリッドの支柱がアキバフンケン ECC83は銅らしいことくらいです。ジャンク球のSIEMENS ECC83と比べて新品のSIEMENS ECC83の方は上部マイカ板の上に突き出たプレートの爪が3つ折り曲げられていること、ゲッターリングサポートロッドの位置が1ピンの真上であることがアキバフンケン ECC83と同じです。ジャンク球のSIEMENS ECC83は6ピンの真上です。また下部マイカ板の下の構造も新品のSIEMENS ECC83の方はアキバフンケン ECC83と同じ構造でピンが最短で配線されていて2ピン、7ピンはグリッドと板で繋がってます。ジャンク球のSIEMENS ECC83は90度ひねりが入った構造でピンから長く伸びた線が繋がってます。