Blog:Neutron Star

tma1のブログ 「試行錯誤」・・・私の好きな言葉です

C-711MLTDちょいチューニングと動作観察


CD再生中に音跳びが発生したので、ヤベ!何かミスったか?と冷や汗かきつつもブラシ式CDクリーナーを使うと普通に再生されます。


ところが、何枚か聴いているとまた音跳びが・・・!?


CDドライブ部のピックアップは交換しましたが基板上のコンデンサはオリジナルのまま(OS-CONをひとつパラってありますが)なので劣化してるのかな?とも思いつつドライブの鉄のカバーを外し、クランパーの付いたチャッキング・カバーも外してメカを目視確認。グリスが少ないかな?と、ライトを当てると猫の細くて短いいフワフワした毛があちこちのグリスに付いているのが見えました。


餌をやってる野良猫にこの間の冬季から部屋の出入りを許しているんですが、毛が悩みのタネです。空気清浄機にもこだわりたくなるわけで。


この間から毎晩のように中をいじってきたのでその間に猫の毛が入り込んで悪さしていたのかも知れません。綿棒で古いグリスをぬぐって爪楊枝でグリスをあちこち補填。トラッキングに関わるシャフトとギアには特に念入りに。


動作テスト用にレンズ・リフレッシャーをかけました。PC用のDVDドライブのかけて観察したときと違って、回転数が全然少ないので風をまったく感じません。これは盲点でした。少なくともDVD用のレンズ・リフレッシャーはCDPでは全く役に立ちそうもありません。穴がある分、普通のCDよりは空気の動きがあるんだろうとは思いますが・・・私の手の甲の敏感な毛(^^;)に全く感じません(笑)


観察中にふと気が付きましたが、クランパの中心が楕円を描いています。中心軸がブレながら回転しているわけで、大丈夫か?と思ったんですが、チャッキング・カバーをまた外してスピンドルモーターの軸に触ってみると・・・なるほどモーター、ピックアップ他ドライブ・メカは四隅がスプリングで浮いたフローティング構造なので一切合財が一緒に揺れながら動作しているのであまり問題ないわけです。


シャーシを伝わる振動はこれでドライブ・メカに伝わらないわけでしょうが、このドライブ・メカ自体の揺れも微小な方が良いんじゃないかと思うんですけどね・・・どうすれば良いものやら。


とりあえず独自の振動解析によって(ウソです(^^;)指の腹で振動を感じる方法です)CD再生中にどこに振動が伝わっているか確認した結果、チャッキング・カバーにかなり振動が伝わっているので2本のネジに防振ワッシャーを追加してしっかり締め、上面にある四角い肉抜き部分で振動による共振が起きていると思われる部分(重心のようなポイント)を指で確認してfo.Qを貼りました。結果、チャッキング・カバーの振動は小さくなりました。


ついでにクランパーも分解してチャッキング・カバーからはずして観察しました。CDに直接触れるプラスチックパーツと磁石に大きく分かれますが、磁石側についているゴムのリングがちょっと楕円に歪んでいました。このゴムは多分、トレーが開くときにクランパーが下に引っ張られてチャッキング・カバーに触れるときのダンパーだと思います。惰性で回転が残った状態で接触して歪んだりしたんでしょうか?指で形を整えましたが・・・何か伸びている感じがしました。薄いゴムが補修材として欲しいなと思いました。


薄いゴムがあれば、トレーのフロントカバーか前面パネル側の入り口に張ってPLEXTORのドライブやSONY CDP-555ESJ並に閉じるときに静になるだろうし細かいホコリの侵入も防げるかもしれません。水性fo.Qを薄く塗るというのもありかなと。


それにしてもトレー開閉の動作を見ていると、ガッチャン、ガッチャン凄い衝撃でピックアップ・レンズがブルブル震えています。何とかしたいものです。