STAX SRS-3030 (ClassicシステムII)のイヤースピーカーの再生周波数は7-41kHz、Etymotic Research ER-4Sの再生周波数は20-16kHzなのですが、オープンエアー型と密閉型の違いでしょうか、それとも周波数特性の違いなのでしょうか、微細な音を聞き分けるのにはER-4Sの方が適しているようです。
いわゆる解像度というか・・・例えば「ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還 サントラ」の１曲目の冒頭、１、2秒のところにトライアングルのような「チン」が入るのですが、HA-1A＋ER-4SやMuVo＋ER-4Sの方が若干よく聞こえます。
また「ハープ・イン・エレガンス」というドビュッシーやフォーレなどのハープ演奏を収めたCDでは、HA-1A＋ER-4Sだと録音した場所が川越市民会館だったせいか、耳を澄ませると生活臭のある雑音が聞こえます。団地などで小さな女の子達が言い合いをしているまたは母親に抗弁しているような声が結構はっきり聞こえますがSTAX SRS-3030では全く聞こえません。
もしかしたら防音されたオーディオルームで騒音を遮断した環境ならSTAX SRS-3030でも聞き取れるかもしれませんが。
ところで、秋葉原の石丸電気でSR-007（ΩII）＋SRM-007t、SRS-4040 (SignatureシステムII、 SR-404+SRM-006t)、SR-404+SRM-717など試聴してきましたが・・・SR-007（ΩII）＋SRM-007tは故障しているんでしょうか？明らかに音が悪いというかおかしいと思いました。真空管がいかれてるとか？・・・響きがビシャビシャした妙な音に感じました。SR-404+SRM-006tが真空管らしいウェットな響きで一番心地良い音に聞こえました。
