「ヴァン・ヘルシング」見てきました。
ユニバーサルのモンスター映画といえば私の子供の頃には、時々「東京12チャンネル」で昼間から放映されていたものですが、最近は全然見かけなくなりました。チープな怪奇趣味が子供には楽しいものなんですが・・・。
今回の「ヴァン・ヘルシング」は予告編を見て想像できる範囲内の出来というか、良くも悪くも期待を裏切られたということはありませんでした。スピーディーでちょっとコミカル。
バーニ・ライトスンなどのホラーもののアメコミの有名なカバー・アートをそのまま使ったようなショットもいくつかありました。オマージュというかパロディなんでしょうか。
パロディといえば、ラストの狼男の爪をジャキン!と伸ばすアレはどうみても「X-MEN」のウルヴァリン(ヒュー・ジャックマン)(^^;)
様々な武器を駆使して戦うモンスター・ハンターというのは、最近ではもうお馴染みになってきていますが「ヴァン・ヘルシング」の原点は「キャプテン・クロノス」シリーズらしく、私などはその昔「スターログ」による紹介で名前しか知りませんが・・・。
それにしても、私にとっての「ヴァン・ヘルシング」はピーター・カッシングが原点です。博学で書物と知識を武器に戦う・・・憧れでした。この映画の「ヴァン・ヘルシング」はあまりに違いすぎるのはちょっと残念。
監督・脚本・製作が「ハムナプトラ」シリーズの監督だというのには納得。毎度、趣向は盛りだくさんでスピード感はあるんだけど、それほど面白くないというのはキャラクターの設定に深みがないってことでしょうか。