Blog:Neutron Star

tma1のブログ 「試行錯誤」・・・私の好きな言葉です

ガジェット「保冷ドリンクホルダーは酷暑で使えるか」

去年分解してメンテナンスした保冷・保温ドリンクホルダー、今年も使えるかどうか・・・毎年、真夏にはあまり冷えないんですけど・・・
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クリーニングジェルを使ったり、水を底の方に少し入れて熱伝導率を高めてやると保冷効果に期待ができたりしましたが・・・
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凍結したままドリンクホルダーごと持って飲むとかできますが、クリーニングジェルはアルミ缶やタンブラーに付着するとヌルヌルして処置が厄介。水の場合は溶けた雫で周囲を濡らさないようにする必要があったり。


ドリンク缶とドリンクホルダーの金属製の冷える部分の間を何かで埋めてやる必要はあります。缶の底は盛り上がっていたりして直接触れる部分は少ないんですよね。それで、アルミホイルはどうかなと思ってアルミ缶の底と側面を折りたたんだアルミホイルで包んでみたんですが、全然冷えませんでした。室温29℃で冷えるどころか、60分で、缶の上面が19℃ー>26℃、ドリンクホルダーの縁に近い缶の側面は28℃->33℃と室温より高くなってました。ペルチェ素子の排熱で温められてしまったようです。

断熱効果があるなら底ではなくてドリンクホルダーの縁から上の缶にアルミホイルを被せてみたらどうか・・・同じでした。逆に温くなってしまう。


アルミ缶とドリンクホルダーの底面、側面と隙間が大きすぎるので、できるだけギリギリの大きさのステンレス製タンブラーを買ってみました。

Amazonのレビューにもドリンクホルダーで使っている人がいますし。直径67mm。

直径70mmのもの買いましたけど、それは大きすぎて入りませんでした。


直径67mmのステンレス製タンブラーは底が平らでドリンクホルダーの冷える部分と密着する面積がアルミ缶より広いので期待できそうです。


結果・・・室温28℃で水温10℃の水をこのタンブラーに入れて保冷して30分。側面:28℃->28℃、底面:28℃->18℃、水温:10℃->11℃

うーん、保冷はできてますね(^^;)30分後のタンブラー底面と接しているドリンクホルダーの底面は2℃です。

これは・・・保冷としては優秀なのかも。でも、多分、タンブラーとドリンクホルダーの間に水を少し入れる方がもっと冷えると思います。

結局、水を使うのが最適解なのかな?

空気って断熱効果が意外と高いんですよね。


そこで、タンブラーとドリンクホルダーの間にスポイトで水を入れました。また充電式扇風機でドリンクホルダーに風を当ててペルチェ素子の排熱が周囲に滞留しないようにしてみます。


約45分後、側面:28℃->30℃、底面:18℃->01℃、水温:11℃->05℃


タンブラーの中の水は、100mlほどだったので顕著な効果が出ましたが、もっと多くしても時間が経てば経つほど冷えると思います。

ただ水を使うなら、このタンブラーでなくてもいいんですよね・・・以前中身がかなり多い350mlのアルミ缶で試してかなり冷えたので、アルミ缶そのまま使う方が安上がりだと思います(^^;)


あ、塩水使えばもっと冷えるかもですね。

使用後はちゃんと洗わないとステンレスのタンブラーもドリンクホルダーも錆びるかも知れませんけど。