Blog:Neutron Star

tma1のブログ 「試行錯誤」・・・私の好きな言葉です

サイエンスZERO

シリーズ原発で凍土壁の現状と問題を扱ってました。350億円もかけて結局完全な封じ込めは出来ず、凍結しない部分は「閉合」と言ってましたが、コンクリートではないでしょうか?


もともと凍土壁よりもコンクリート注入の方がコスト安で効果も確実と言われていたはず。ですが、これには予算の事情があるという話を前に見かけました。凍土壁は先進技術なので文科省から多額の予算が付くという・・・コンクリートの方が確実なのに予算がつかないとか・・・ふざけた話です。ふざけていい問題か?と・・・。


不条理な対応のせいで流れ込む地下水が汚染されてできる汚染水の貯蔵タンクが増える一方。


まったく、原発が安いというのは正常に運転できているときの運転コストだけですね。廃炉にかかる期間は最長40年と試算されてますが、絶対延びると思います。

トリチウム除去
従来の除染設備では除去できないトリチウムの除去方法も紹介されてました。この方法では除染された水と高濃度トリチウム水が生成されるので、高濃度トリチウム水をどうするかが問題。解決法の一つとして大量の海水で薄めて海に放水するものが・・・トリチウムは体内に入っても水と一緒に排出されやすいから比較的安全であると・・・。


でも、んー???これ最初から除去プロセス省いて地下水を海に放出するのとどう違いがあるの?除去設備は相当のコストがかかるのも問題だと説明されてましたが、ただの税金浪費?社会に広く還元されるならいいけど一部が得するだけの仕組みならこの方が問題では?