<物語>シリーズ セカンドシーズン
今回は総集編か。多重人格というか人格の統合をテーマにした話は結構ありますが、つばさタイガー編は、とりわけ気持ちの良いものになってましたねぇ。<物語>シリーズの怪異というのは、基本的に言葉遊びというか言霊というか?特に漢字のイメージ連想でその特徴を作ってるようですが、そこに当事者の事情というのを盛り込んでいてそれを解決することが怪異の退治というか調伏あるいは治療になってます。
が、つばさ編の場合は実にユング的というか、心の問題が、西洋ならばギリシア・ローマ神話などに基礎を求められる神話的元型を中国に淵源のある妖怪、いや実際はもっと自由奔放に漢字のイメージを日本風に取り込んだ言葉遊びから生まれる怪異に置き換えられていて、その起源を理解して対処することで羽川翼の人格の統合を話の骨格に持つという・・・何というか納得しやすい話で。
しかし・・・阿良々木暦、この女ったらしめ!w
最近、「空の境界」の黒桐幹也、「とあるシリーズ」の上条当麻、そして「物語シリーズ」の阿良々木暦など女限定で誰にも優しい八方美人的な主人公のモテっぷりを見ると、思わず「この女ったらしめ!」と呟くようになってます(^^;)