宇宙戦艦ヤマト2199 #07
うーむ、回を追うごとにシナリオというかオリジナルとのカラーの違いが残念な方に顕著になってきているような気がして・・・。まぁ逆にオリジナルは名作として大事にすればいいのかもしれませんが、この太陽系と別れを告げる回はオリジナルを見た時に実に泣けた話だったのでこの改変はがっかりしました。根本的に何かが違う。
これは我々の「宇宙戦艦ヤマト」では無い・・・。
コスモリフレッシャー？でしたっけ。惑星環境再生装置？だったかな？放射能除去装置ではないんですよね。放射能・・・確かに今の日本には重すぎるテーマだし下手に扱えば、被災地住人を苦しめる結果になる。
ではオリジナル制作と再放送を含めた放送がこれまで何故可能であったのか？原爆投下されてから、あるいは第五福竜丸が被曝してから何十年も経過してその深刻さが薄れた絵空事に近い雰囲気だったから可能だったのか？日本の特殊な立場を、特に海外に主張するときに「唯一の被爆国」と枕詞のように便利に使ってきたのは実はその重みが見せかけでハリボテのように軽かったからなのか・・・。
オリジナルの「宇宙戦艦ヤマト」、真面目に考えればあのような地球ではおそらくほとんどの人間は遺伝子を傷つけられ、子供を持とうとしても正常な子供が何割になるのか、出生率も低いだろうし。そんな話は今は作れない・・・という社会はどうなんでしょう？
差別への配慮ができるのは良いことだろうと思うんですが、要するにそうしなければたちまち差別が起きるということなんですよね。まるで進歩してない。
ちなみに、私の中では「宇宙戦艦ヤマト」はTVオリジナルシリーズと劇場版「さらば宇宙戦艦ヤマト愛の戦士たち」で完結してますので(^^;)復活篇？完結篇？なにそれ？です。
