Blog:Neutron Star

tma1のブログ 「試行錯誤」・・・私の好きな言葉です

NHKスペシャル「貧者の兵器とロボット兵器 自爆将軍ハッカーニの戦争」

ターミネーター」の世界がすぐそこに・・・。アフガニスタン自爆テロを得意とするハッカーニ・ネットワークと戦うために米軍が投入しているまたは投入予定のロボット兵器(無人兵器)が既に数万機とか。


確かにこの抗争を最終的に終わらせるのは力ではないんでしょう。力対力では戦いは終わらない。


この番組を見る現代日本人の多くはおそらく米軍の側に立って色々と考えたことでしょう。テロと戦うという大義もあるし、何より自由主義社会の側に立って物を考えることに慣らされてきたし。


しかし、かつて日本という国は正規の軍隊が自爆攻撃を採用した国ですから。その理由も、圧倒的な物量、テクノロジーを持つ豊かな大国、米国の軍隊に対抗するために一機の特攻機が一隻の軍艦を沈めれば・・・という発想からです。


一騎当千」って言葉、大概の人が好きでしょ?でも「一騎当千」を現実にやろうと思ったら実はこうなっちゃうんですよ。


太平洋戦争では実際は緒戦の成果による心理的な効果は大きかったものの、防御手段の充実が図られて結局はほとんど無駄死にだったようですけど。


日本人だからこそこういう番組は一面からではなく別の面からも見るべきでしょう。幸い、この番組の制作者はちゃんと作ってると思いましたけど。


米国とアフガニスタンの関係はもう少し詳しく取り上げてもらいたかったですね。米ソの冷戦の頃の緊張なんてもうはるか昔のことになってますから。


不謹慎を承知で言わせてもらいますが今週発売の「Medal of Honor」には思わぬ後押しになったんじゃないでしょうか?