他人の不幸（この場合国の財政危機）につけ込んで金儲けをするヘッジファンドというのは、よく言えば情勢分析が確かなんだから逆にその国にアドバイスできると思うんですが・・・コンサルティングよりもマネーゲームの方が面白いし儲かるということでしょうか・・・。
内燃機関発明以降の産業を野放図に推進してきて地球温暖化を招いた責任を誰にどう負わせればいいのか悩むのと同じく、マネーの一極集中とバブルがはじけたあとの混乱を制御するのは今の人間には難しそうですね。
その中で、ドイツは金融機関のマネーゲームになかなか果断な規制をかけようと奮闘しているようですが、金融機関側の抵抗が激しい・・・こういうとき民主主義にいらつきます。
現在の金融混乱を招いたギリシャの国の内情の正直すぎる暴露は・・・ある意味無責任に感じられました。こういう場合、大手金融機関の誘いに応じて国の赤字を数字として誤魔化しつつ、財政再建を密かに目指すべきだったんじゃないかと。馬鹿正直は時に罪であると、思います。
