「東のエデン」
滝沢の最後はわざと分かり難くしてるんでしょうかねぇ。終わったあとも尾を引くような終わり方でした。「残った金で王様に」で、それと・・・今度のは記憶の消去?それともそれよりも致命的で自分に何が起こっても分からないような痴呆状態?
ジュイスが受理したのだから王様になったんでしょうが、本人はそうとは知らないし痴呆ではいないも同然。存在していることは知られていながらそれが誰かは定かには分からない都市伝説のような王様。王子・・・というのは、アンデルセン童話の「幸せの王子」から来てるのかな?
「幸せの王子」は幼少期に読んだんで細部を忘れてますが、「AC6」の金色の王様みたいに金無垢で宝石をちりばめられた姿のときは人々に愛されていたのに、その身の金や宝石を貧しい者に分け与えてしまい姿がみすぼらしくなったらただの像として鋳潰されてしまうという。子供心には王子の手伝いをするために越冬のための渡りをせずに命を落としたツバメの方が哀れに感じたものですが。
最後はどうだったかなぁ、溶鉱炉で鋳潰された時に心臓が残ったような気がするんだけど。また読み直してみなければ。
それにしても・・・この国で「王様にしてくれ」って、さりげなく際どいこと言ってませんか?この国にはキングはいないけどエンペラーがいるわけで。
それはさておきパンツが生きてて良かった。どうも「こんがら童子」と重なってしまって、親近感が・・・(^^;)あ、パンツといっても某ゲハ的な意味じゃないですから(^^;)