防振
DVDレンタル止めて時間ができたので色々と小細工をしています。DVDレンタル中は少しでも得をしようと追われるような毎日でしたので(^^;)休会して本当に良かった(笑)
以前、DPF-7002で聞こえていた交流起因のスイッチング・ノイズのジーという音はSBDにコンデンサを並列接続してみたら一応消えてくれたんですが、追記:これ勘違いでDPF-7002のSBDには何も処置していませんが、ジーという音はしていないようです最近になって今度はHA-1Aで左chにジーという音が聞こえるようになりました。
真空管を差し替えて調べたら、RFT 12AU7が原因だと分かりました。これBOI worksから購入したもので当初から品質に若干の不安を持っていたものですが突き詰めて調べるのを怠ったためにBOIでの交換保証期限を過ぎてしまいました。
昨日70年代製造のSYLVANIA 12AX7A、JJ EL84と組み合わせて使い始めたんですが、ジーという音がやや気になります。これを予備のPhilips 6189Wと交換すると聞こえなくなるので、NGとして諦めるしかないかな?と思ったんですが、もしかして真空管防振用リング(http://www.audiolab.co.jp/pure/ah!/seihin/ribs.htm)やチューブリング(http://tec-sol.com/products/tubes/tuberings/home.html)を使ったら軽減できないかな?と思いました。
ちなみに夏は自作の放熱フィンを付けて使っていたんですが、最近、どうもそれと触れて鳴るようなシーンという微かな音がするのに気が付いたので今は外しています。
上記製品のどちらかを購入する前に果たして真空管の防振でジー・ノイズの軽減ができるものか試せないものか?とあれこれ考えて、得意の?シリコン・シーラントでリングの自作か熱収縮チューブにしようと結論しました。
シリコン・シーラントでリングの自作はちょっと面倒で完全硬化にも時間がかかります。今日は熱収縮チューブにしておきました。
真空管の発熱ですが、テスターの温度計測機能で通電後30分の時点で調べてみたらEL84の側面から天辺辺りで139℃ありました。私の手持ちの熱収縮チューブではスミチューブB2が連続使用に適した温度の上限が135℃で一番温度の上限が高いんですが、これでも真空管に被せて使うには不安があります。
が、物は試しということで頭から3分の1ちょっとが隠れるくらいの幅に熱収縮チューブを切ってドライヤーで熱してRFT 12AU7に被せてあとは通電後の発熱でぴったりと縮むのに任せました。
追記:12AU7、12AX7では通電後の発熱でも100℃近辺には達しないようで、EL84に面していない部分はたるんだままになります。ドライヤーなどで完全に収縮させる必要があります。一方、EL84の方は135℃を越えてしまうようで側面から白っぽく変色してきます。2週間程度ではひび割れは起きていませんが長くはもたないでしょう。2006/12/20
追記:EL84の方の熱収縮チューブ(スミチューブB2)の劣化が進み、目には見えないけど煤が出てきているようです。物のこげる匂いとちょっとした刺激臭もあるのでEL84から除去することにしました・・・が、白っぽく色の変わった部分は真空管の表面にへばりついてしまって取れません(^^;)これ、非常に後悔してます。難燃性で化学薬品にも耐性があるらしいのでとりあえず紙ヤスリで除去を試みますが、どうなりますか・・・。 2006/12/28
で、しばらく聞いているんですが例のジーという音、かなり小さくなりました。無音時に耳を済ませているとやっぱりノイズがあることが分かってしまいますが、始めからノイズを聞き分けるつもりで聞かないと分からないくらい微かなものです。
真空管の防振、それなりに効果があるようです。熱収縮チューブでは熱による劣化が早そうなので真空管防振用リング(http://www.audiolab.co.jp/pure/ah!/seihin/ribs.htm)でも近いうちに買おうかと思いますが、試しに使ってみるには熱収縮チューブでも用が足りるので、他の真空管にも付けてみようかなと思います。
追記:4本全部に熱収縮チューブ被せましたが、ノイズのレベルが下がったように良い音になってきました。これがHA-1Aとは思えない(^^;)というのは言いすぎかな?2006/12/07
追記:ジーというノイズですが、しばらくしたらまた徐々に耳につくようになってきました。ノイズを軽減していたのは熱収縮チューブではなかったようです。その後、CAIGと接点No.1を試したところ・・・CAIGで1日、接点No.1で約5日ジーというノイズを退けることができるようです。どうも12AU7のソケットが若干接触不良もしくは導通不良という可能性が出てきました。2006/12/18
表面保護
熱収縮チューブにしても真空管防振用リングにしても表面のプリントには悪い影響がありそうです。擦れて剥げちゃうでしょう。作業時の手袋でも滑り止めの付いているものの場合、うっかり滑り止めのある側でつかんだりするとあっという間にプリントが剥げてしまいます。最近は真空管をつかむときには左右の手袋を逆にはめて滑り止めが外を向くようにして使っています。
何とか表面を保護してプリントが剥げないようにしたいものだと思ってるんですが・・・今日は以前買ったCD用のラベル・コート剤を使ってみました。主成分がアクリル樹脂なんでどうかな?と思ったんですが・・・やっぱりダメでした。熱で溶けて垂れてきました。
シリコン・シーラントは多分250℃までの耐熱性があるのでこっちの方がいいかもしれません。(追記:シリコン・シーラントは150℃まででした。残念。)予備の安い真空管で試してみようかと思います。シリカ系の透明な接着剤もどうかな?と思いますので後日、結果をブログに書いてみましょう。
追記:ちょっと調べてみましたが、真空管の表面保護は水ガラス(珪酸ナトリウム)でできそうな気がします。高校の化学の実験でケミカル・ガーデンというのをやった人も多いかと思いますが、あれの材料です。学校って試薬とか薬品とかどういう経路で入手してるんですかねぇ?近所の薬局には無さそうだし、通販では2箇所くらいしか検索にヒットしないし・・・。2006/12/07
追記:ついでにある可能性に思い至りました。最近、以前にもまして高値になってしまっているTELEFUNKENの真空管。MT管の底にダイヤマークがあるかどうかで真贋を見分けているのが普通かもしれませんが・・・水ガラスや高耐熱エポキシ樹脂でダイヤマークも偽造できるんじゃないかな?と(^^;)2006/12/07
追記:水ガラスを注文する前に、「チタングラスオプティカルディスク」(Tinanium.glas OPTICAL DISK)を試すことにしました。姉妹品に「チタングラス・ミュージック」という楽器の表面を保護する製品があるんですがこれの使用温度が−35度〜300度だそうで同じ物性を示すなら真空管の表面保護に使えそうな物ですが・・・溶媒がかなり違っていそうなので大丈夫かな?若干の不安が・・・。2006/12/07