松岡正剛「遊学Ⅰ」
プラトンの「国家」は大学のゼミに参加しましたが特に印象には残っておらず・・・もっと真剣に勉強するべきだったなぁ・・・と。プラトンを読み直す機会を持とうと思います。
「パイドン」はゼミで全員が持ち回りで自主研究を発表するものだったので多少真面目にやりました。私は当時、民俗学や宗教史も読みかじっていたので担当のときに「迷宮論」をぶちましたっけ。
道元は、たまたま井筒俊彦の融通無碍についての小論を雑誌で読んだくらいですが、その思想がいかにも西洋人が喜びそうな「東洋の神秘」的魅力があることには気づいていました。でも、禅ってやっぱり遊びというか実益の無い思考実験だと感じますねぇ。
「スター・ウォーズ」のマスター・ヨーダやブルース・リーを通じてそのエッセンスは割と一般ピープルにも浸透していると思います。
インド哲学関係に関してはチンプンカンプンですが、ギリシア哲学や仏教哲学についての考察は分かりやすいので、関連の書籍へ読書範囲を広げたいと思います。
ノマドロジーというから何のことかと思いましたが・・・この本自体は松岡正剛の哲学的読書ノートと言ってもよさそうですね。とにかく範囲が広いので遊民のように渉猟する様がノマドロジーなのでしょうか?興味の中心は「存在」学ということで。
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町田健「日本語のしくみがわかる本」(読了)
うーん、困りました。この本を読んでも日本語の仕組みは判らないような気がします。
日本語の仕組みが難しいことは分かりました(^^;)
表題から国語の文法を分かりやすく解説する本と期待しましたが、実際には3人の国語学者の説に対する疑問と、著者自身の国語文法の分析の作業を独自の用語と方法で述べたものでした。
それにしても、この本によれば国語の文法というのは常に実際に使われている日本語にその正しさを求めているようで・・・文法というよりもやっぱり分析結果?になってしまうんでしょうか?
日本語を律する文法というよりも、日本語はこう使われているという分析ならば、日本語が乱れるというか変化するのも仕方が無いでしょう。
次はもう少し教科書的な国文法の本にしてみます。
スタンダードな国文法もよく知らないのにこの本に手を出したのが不運だったようです。
ちなみに私が中学校で習って覚えていたのは、橋本進吉の「文節」だったようです。「文節」の区切りには「ネ」をつけられるというあれです。
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秋月岩魚「警告!ますます広がるブラックバス汚染」
百科事典で調べたらブラックバスって意外とおいしいそうですね。駆除もかねてブラックバス料理を楽しめば良いのに・・・バス釣り愛好家も。