原題「The Revenant」、revenantとはweb辞書によれば「亡霊」(ghost)の意味もあれば、(長い不在から)戻ってきた人という意味もあるようです。内容的には、死ぬような目にあったり、死んだ者とみなされたり、過酷なサバイバルの果てに復讐のために仲間の元に戻ってくるなど複数の意味で「The Revenant」がふさわしいと思います。
死から蘇ったのかどうかはちょっと・・・
原作は実在の人物、ヒュー・グラスを扱った伝記的小説とのことです。事実も含まれているんでしょう。
グリズリーに襲われるシーンはよく出来ていてCGだろうけどどう撮影したのか気になるシーンです。
トム・ハーディが最初から顔を出して主人公の仇敵となる男を演じてます。トム・ハーディだということは、顔を見てもよく分からなかったけど、声で分かりました(^^;)
若い頃は「レオ様」と外見をもてはやされたレオナルド・ディカプリオが渋い役を演じるようになったものです。「インセプション」も良かったです。
主人公グラスが死の境を彷徨う時に見る幻覚も含めて印象に残る映像が多くて、見終わった後もふと思い出してます。
メイキング映像も気になるのでBlu-rayを買うことになるんじゃないかな。
この映画見たら途中で放置してあるゲーム「Betrayer」を再開したくなりました。
追記:
「スター・ウォーズ 帝国の逆襲」でもルークがトントーン?でしたっけ2足歩行の騎獣の腹を割いてその中で極超低温の夜間を生き延びるというのがあって、この「レヴェナント」でも同じシチュエーションが・・・馬を使ってます。
グラスは全裸で入りましたね。服を着て入ったら血液が染み込んで翌日重かったり凍ったり乾いてくればごわついて動きにくくなってたでしょうね。全裸が正解だと思います。
で、私はこのサバイバル・テクニックは子供の頃に読んだ絵本で知っていて、この内臓を抜いた馬の血で汚れるのが嫌だからと毛皮の方を内側にして中に入ったら夜間に外側の肉が凍って締め付けられて窒息死するという知識もあるんですが、いったい何というタイトルの絵本だったか・・・馬ということで国語の教科書に載っていた「スーホの白い馬」じゃないかと漠然と思ってたんですが実際どうなのか?(^^;)