0.4mmのオーグラインも買ってきて、さてどうしようかな・・・とHA-1Aの配線を見たんですが、LINE入力はRCAジャックからそのまま(COLDは一本にまとまって)前面ボリュームに繋がっています。ボリュームはALPSの250kΩ2連 Aカーブのもの。
直結にするのならこのボリュームからの線を丸ごとオーグラインにしてDPF-7002改の基板に直結してしまうという手もあるけど・・・これをやってしまうと後のメンテナンスが非常に厄介なので、RCAジャックを取り外した線にファストン端子かギボシ端子、または今日買ってきたスリムな2端子中継パーツを使うか・・・
ヘッドホン出力はトランスからの出力がインピーダンス・セレクターに繋がっていてそこから前面のヘッドホン・ユニットに繋がっています。
このLINE入力とヘッドホン出力のケーブルを見ていたらムラムラとトライガードを巻きたくなりまして・・・巻き巻きしてみました。
ヘッドホン出力の方はちょっと巻きにくいレイアウトだったのでトロイダルコアの上を通っている箇所と下に下りる箇所の2箇所を茶灰黒の線をまとめてトライガードで巻いた上からテフロンテープで絶縁しました。この巻き方はあまり効果の出ない巻き方だそうですが仕方がありません。
次にLINE入力の線はトロイダルコアの上を上下を分ける鉄のフレームに沿って基板の脇を通ってまっすぐボリュームに繋がっている上に長さに少し余裕があったので、1本ずつトライガードとテフロンテープで巻きました。これはさっきのまとめ巻きよりは効果があるとされる巻き方です。
ついでに47研究所のデルリン(ジェラコン)製プラグなどを参考にCOLDをテフロンテープで止めるのではなくてジャックカバーに穴を開けて導体を通してジャックカバーで押さえつけるようにしました。ただ、100円ショップのものではちょっと緩いのでオーディオテクニカの半透明のもので作り変える予定です。
さて、音の方ですが・・・ノイズレベルは期待した程下がっていないような気がします。(ここ数日、ヒューズをメンテしてもホワイトノイズが下がらない傾向にあります)
が、低音がやけにボンつきます。あれれ?低音が出るのは良いんですがあまりシャープでは無い感じです。もう少し色々聞いてみないと、なんとも・・・。
(続き)
4本の真空管(松下12AX7(T)、RCA 12AU7A、JJ EL84)のピンを全部メラミンスポンジで擦ってからCAIG D5、G5でメンテナンスしました。松下12AX7(T)はメンテナンスする前は左側にシーンというお馴染みの微かなノイズがありましたがメンテナンス直後は目立たなくなりました。
で、トライガードの影響ですが、上のHA-1A内部配線に対しては効いているようです。ここ数日トライガードをちょこちょこ貼っていますが、効果があったと感じられたのは、DPF-7002改のシャーシ上面裏側に貼ったときとRCAジャックカバーに巻いたときと今回の内部配線巻きに関してだけのようでした。
その他のDPF-7002改の基板裏打ち、TVアンテナ同軸ケーブルやDPF-7002改の電源ケーブルへの巻きつけ、HA-1Aの鏡面プレート裏側への貼り付けなどでは効果が感じられませんでした。場所が悪かったのか、絶縁に使ったビデオテープやクラフトテープが悪かったのか・・・。効き目が感じられなかった分は剥がして別の場所に再利用してみようと思います。で、効果の方は簡単に言うとS/N比の向上のように感じます。内部配線やオーディオケーブルに使った場合、低音の効きが良くなったようにも感じました。