Blog:Neutron Star

tma1のブログ 「試行錯誤」・・・私の好きな言葉です

放熱対策でひと工夫


Cayin HA-1Aは真空管使用していますが、真空管は自身が発する熱で寿命がくるのを早めているそうですね。できれば冷却した方が良いらしいので放熱用グッズをちょっと自作してみました。


2年ほど前から夏は「さわやかチロー」という商品名の水枕を使用していました。ビニール製の枕にスポンジと水が入っているだけで体温よりもちょっと下がる程度ですが、冷えすぎず一晩中心地よい温度を保てるので気に入っていました。最近はランシールとかいう蓄冷剤が人気だそうで、冷蔵庫などで冷却できたり、「さわやかチロー」のように常に室温寄りに温度を保てるもののようです。


さて「さわやかチロー」の中身は本当に水とスポンジだけ。スポンジを入れない水枕はいったん体温まで温まってしまうとなかなか水温が下がらないので、多孔質のスポンジがその細かい孔にそれぞれ水を含んでいることが、対流や熱の伝導を普通とは違った状態にするのでしょう。


ということで、100円ショップで6個セットのスポンジタワシとフリーザーバッグを買ってきました。フリーザーバッグはスポンジタワシが2個余裕で入る大きさでした。スポンジタワシからは硬目のタワシ部分をカッターで切り捨て柔らかいスポンジ部分だけ2個使用しました。硬い部分と柔らかい部分が接着されていて水の移動が妨げられるような気がしたのですが実際はどうかわかりません。


フリーザーバッグに水を入れ、スポンジは水を十分含ませてからフリーザーバッグに入れます。できるだけ中の空気を抜きながら封をして一度折ってから、粘着テープで固定。さらに水漏れに備えて、もう1枚別のフリーザーバッグに入れて封をします。


これをアンプの上に載せました。これなら冷えすぎることも無いので結露の心配も無いでしょう。


本当はファンを回して真空管に直接風を当てた方が良いのでしょう。送風ファンの作動音が気になりそうですが・・・。はっきりいって、筐体の上にこの「放熱バッグ」を置いて筐体の放熱を助けることが真空管の冷却にどれだけ効果があるかは分かりません。得られるのはちょっとした安心感だけかもしれませんし、筐体の放熱を促進することで間接的に真空管の放熱・冷却に効果があるかも知れません。


こんな簡単な構造の「放熱バッグ」ですが、単体で見た場合、意図した冷却効果はあります。これなら暑いときに額や首筋にあてるなどして使っても市販品並みに効果がありそうです。


ついでに、古くなったAVケーブルのプラグを切り取って中の導線をより合わせてショートプラグを作りました。さて、効果があるんでしょうか?これまではショートピンなどささずに、問題なく使っているんですが・・・。